橋本須賀川市長引退へ 不出馬表明、3期+1期で区切り
2024年01月06日 08時20分
(左)橋本克也氏(右)安藤聡氏
8月10日の任期満了に伴う須賀川市長選で、現職の橋本克也氏(60)=4期=は5日の定例記者会見で「今回の任期満了に伴い、終止符を打つ決断をした」と述べ、次期市長選に出馬せず、今期限りで政界から引退する意向を表明した。
橋本氏は「初当選した際、3期12年を一つの区切りと考えながら取り組んできた」とした上で、4期目に臨んだことについて「東日本台風や新型コロナウイルスの感染拡大など不安や脅威があり『3期目の延長』という形で責任を負わせてもらった」と説明。後継指名はしなかったものの「これまで私を支え、共に取り組んできた方に担ってほしい」と述べた。
会見では、東日本大震災からの復旧・復興にも触れ「非常時だったからこそ市民協働や創造的復興を掲げ、平時では考えられないようなまちづくりにも挑戦できた。全力で取り組んだ結果に納得している」と市政運営を振り返った。
橋本氏は須賀川市出身。駒沢大法学部卒。県議を4期途中で辞職し、2008年の市長選で初当選。12年の市長選からは3期連続で無投票当選した。
元市議安藤氏が立候補意思
須賀川市長選を巡り、前市議会副議長の安藤聡氏(53)は5日までに、立候補する意思を固めた。今春にも正式に表明する見通し。
安藤氏は福島民友新聞社の取材に対し「市議としての経験を市政に反映させたい」と語った。
安藤氏は須賀川市出身。東京観光専門学校卒。2011年の市議選で初当選。3期12年務め、昨年の市議選には立候補しなかった。
市長選を巡っては、安藤氏のほかにも立候補を模索する動きがあり、選挙戦になれば08年以来、16年ぶりとなる。
Posted at 2024/01/06 10:19:58 | |
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