大相撲初場所 初日 横綱昇進に挑む大関 霧島は白星スタート
2024年1月14日 19時10分
シェアする
大相撲初場所が東京 両国の国技館で初日を迎え、横綱昇進に挑む大関 霧島は関脇経験者の若元春に勝ち、白星スタートを切りました。また、3場所ぶりの出場を果たした横綱 照ノ富士は新小結の宇良に勝って、こちらも白星発進となりました。
霧島は先場所、13勝2敗の成績で2回目の優勝を果たし、初場所では初めて横綱昇進に挑みます。
初日の14日は関脇から前頭筆頭に番付を下げた若元春と対戦しました。
過去6勝3敗と勝ち越している相手に対し、霧島は強烈なのど輪で相手の上体をのけぞらせたあと、タイミングよく「引き落とし」を決めて勝ち、白星スタートを切りました。
そして、腰のけがなどから復帰し、3場所ぶりの出場を果たした照ノ富士は、新小結の宇良と結びの一番で対戦し、相手の右腕を抱えて振り回し、最後は「押し出し」で勝ってこちらも白星発進としました。
また、豊昇龍と貴景勝の大関2人と、琴ノ若と大栄翔の関脇2人もそろって勝ち、初日は関脇以上が安泰でした。
新入幕力士2人のうち、初土俵から5場所目となる23歳の大の里は返り入幕の武将山に「はたき込み」で勝ちました。
もう1人の島津海も返り入幕の37歳、碧山に「寄り切り」で勝ち、ともに白星を挙げました。
約半年ぶり復帰の伯桜鵬が白星スタート
伯桜鵬は、去年7月の名古屋場所で昭和以降では歴代最速に並ぶ所要3場所で新入幕を果たし、左四つの相撲を持ち味に優勝争いに加わって11勝4敗の成績を残しました。
そして、歴代で最も早い初土俵から4場所目での三賞受賞となる敢闘賞と技能賞を獲得しましたが、その後、左肩を手術して2場所連続で休場していました。
初場所では西の幕下5枚目に番付を下げ、関取の座から陥落しましたが、初日の14日の取組でおよそ半年ぶりに本場所の土俵に復帰し、幕内経験者の矢後と対戦しました。
伯桜鵬は左四つから足技を仕掛けるなど攻め込みましたが途中でまわしが緩み、行司が結び直すため勝負を中断する「まわし待った」となりました。
再開後は体重が20キロ重い相手とがっぷり組み合う苦しい展開となりましたが、最後は土俵際で上手投げを決め、白星スタートを切りました。
取組後、伯桜鵬は「緊張した。最悪の相撲だったので1回負けたと思って、次から切り替えていきたい。応援していただいていることはすごく幸せなので、謙虚に相撲道を全うしていきたい」と話していました。
中入り後の勝敗
▽新入幕の島津海は碧山に「寄り切り」で勝って初白星を挙げました。
▽武将山に新入幕の大の里は大の里が「はたき込み」で勝ってこちらも初白星です。
▽友風に宝富士は宝富士が「送り出し」。
▽琴勝峰に阿武咲は行司軍配差し違えで琴勝峰が「押し出し」で勝ちました。
▽美ノ海に遠藤は美ノ海が「寄り切り」。
▽隆の勝に妙義龍は隆の勝が「押し出し」。
▽剣翔に王鵬は王鵬が「すくい投げ」。
▽玉鷲に佐田の海は佐田の海が「送り出し」。
▽御嶽海に明生は御嶽海が取り直しの一番を「押し出し」で制しました。
▽北青鵬に平戸海は平戸海が「寄り切り」。
▽一山本に朝乃山は朝乃山が「押し出し」で勝ちました。
▽金峰山に湘南乃海は金峰山が「寄り切り」。
▽竜電に錦木は錦木が「すくい投げ」。
▽翔猿に正代は正代が「押し出し」。
▽高安に北勝富士は高安が「押し出し」で勝ちました。
▽豪ノ山に大栄翔は大栄翔が「突き落とし」。
▽琴ノ若に阿炎は琴ノ若が「押し出し」。
▽翠富士に大関 貴景勝は貴景勝が「押し出し」。
▽熱海富士に大関 豊昇龍は豊昇龍が「寄り切り」で勝ちました。
▽大関 霧島に若元春は霧島が「引き落とし」。
▽横綱 照ノ富士に新小結の宇良は照ノ富士が「押し出し」で勝ちました。
Posted at 2024/01/14 19:13:46 | |
トラックバック(0) | 日記