
地震から2週間 被災地あすにかけ雪 捜索見合わせるところも
2024年1月15日 11時58分
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最大震度7を観測した能登半島地震の発生から15日で2週間です。今月1日以降、体に揺れを感じる地震は1400回近くにのぼるなど活発な地震活動が続いていて、引き続き震度5強程度かそれ以上の揺れに注意が必要です。
一方、被災地は15日朝も厳しい冷え込みとなり16日にかけて雪が降る見込みで、揺れで地盤が緩んでいる地域では土砂災害に警戒し、低体温症にも十分注意してください。
気象庁によりますと、能登地方やその周辺を震源とする地震は徐々に減少しているものの、地震活動が活発な状態が続いています。
震度1以上の揺れを観測した地震は15日午前8時までに1398回にのぼり、気象庁は引き続き、最大震度5強程度かそれ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。
厳しい冷え込み低体温症に注意
上空の寒気の影響で、被災地は15日朝も厳しい冷え込みとなり、最低気温は石川県の▽輪島市の三井でマイナス0.7度
▽珠洲市で0.9度などとなっています。
避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人もいます。
特に、低体温症に注意して家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、できるかぎり暖かくして定期的に体を動かすなど対策を心がけてください。
16日にかけて再び雪
また冬型の気圧配置の影響で新潟県や北陸などで再び雪が降っています。
午前11時までの3時間に降った雪の量は
▽新潟県魚沼市で6センチ
▽富山市の猪谷で1センチなどとなっています。
16日にかけて北日本や東日本では大雪となるおそれがあり、16日昼までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで
▽東北で80センチ
▽新潟県で70センチ
▽石川県の山地など北陸で60センチ
▽北海道で50センチ
▽石川県の平地で20センチと予想されています。
そのあと、17日昼までの24時間では
▽東北で20センチから40センチ
▽新潟県で10センチから20センチ
▽北陸と北海道で5センチから10センチの雪が降るほか
▽石川県では平地、山地ともに1センチから5センチと予想されています。
また、北日本から東日本では雪を伴って非常に強い風が吹き、海上では大しけとなる見込みです。
15日の最大風速は
▽北海道で23メートル
▽新潟県で20メートル
▽東北で18メートル
最大瞬間風速は30メートルから35メートルと予想されています。
猛吹雪や吹きだまりによる交通への影響、暴風、高波のほか、被災地では揺れによってふだんより少ない雨でも斜面が崩れやすくなっているおそれがあり土砂災害にも警戒が必要です。
また、地震の揺れで損傷を受けている建物は雪の重みで倒壊するおそれがあるため家が傾くなどふだんと変わった様子がないか注意するようにしてください。
Posted at 2024/01/15 12:34:09 | |
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