この冬1番の寒気 福井 滋賀に顕著な大雪に関する情報 警戒を
2024年1月24日 8時56分
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この冬1番の強い寒気と冬型の気圧配置の影響で、西日本や東日本の日本海側を中心に積雪が増えています。福井県と滋賀県では急激に雪の降る量が増え、気象庁は大規模な交通障害の発生などへの警戒を呼びかける「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。
25日にかけて日本海側を中心に、能登半島地震の被災地でも雪が降り続く見込みで、交通への影響などに警戒し、安全な場所で過ごすようにしてください。
この冬1番の強い寒気 被災地で雪強まる
気象庁によりますと、上空に強い寒気が流れ込んでいて、日本付近は冬型の気圧配置が次第に強まっています。
東日本と西日本の日本海側を中心に雪が強まり、気象庁は滋賀県と福井県で「顕著な大雪に関する気象情報」を相次いで発表して、大規模な交通への影響が発生するおそれがあると警戒を呼びかけています。
福井県や滋賀県では急激に雪の降る量が増え、
24日午前8時の積雪は、
▽滋賀県長浜市余呉で45センチ、
▽福井県の敦賀市と大野市で35センチなどとなっています。
この時間は日本海側を中心に断続的に雪が降っていて、
▽新潟県上越市で28センチ、
▽兵庫県豊岡市で23センチ、
▽富山市で22センチ、
▽鳥取県境港市で15センチ、
▽石川県七尾市で13センチ、
▽金沢市で12センチ、
▽石川県珠洲市で10センチなどの積雪となっています。
25日にかけて日本海側を中心に大雪に
今後の見通しです。
この冬1番の強い寒気が流れ込んでいて、冬型の気圧配置が強まるため、25日にかけて東日本と西日本の日本海側を中心に大雪となる見込みです。
25日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、
▽新潟県で90センチ、
▽近畿で80センチ、
▽北陸と東北、東海と中国地方で70センチ、
▽北海道と関東甲信で50センチ、
▽四国と九州北部で15センチ、
▽九州南部で5センチと予想されています。
また、26日朝までの24時間には、
▽新潟県で50センチから70センチ、
▽北陸で40センチから60センチ、
▽北海道と東北、関東甲信で30センチから50センチ、
▽東海と近畿、それに中国地方で20センチから40センチの雪が降る見込みです。
積雪予報 データマップ
ふだん雪の少ない東海や近畿、四国、九州などの平地でも大雪となり、積もるところがあると予想されています。
北陸や北日本では、25日にかけて海上を中心に大しけになる見込みで、気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響と高波に警戒するとともになだれや着雪、それに落雷や竜巻などの激しい突風に注意するよう呼びかけています。
最新の気象や交通の情報を確認し大雪が予想される地域では、不要不急の外出を控えるほか車で移動する場合には通行ルートの検討やチェーンの装着を徹底してください。
夜間に停電が発生する可能性もあります。照明や暖をとるための手段を確保するなど対策を確認し安全な場所で過ごすようにしてください。
また、能登半島地震で損傷を受けている建物は雪の重みで倒壊するおそれがあり注意が必要です。
被災地は厳しい寒さ続く低体温症にも注意
被災地では24日は1日を通してほとんど気温が上がらず、日中の最高気温は富山市で1度、石川県輪島市で2度、金沢市で3度などと予想され、厳しい寒さが続く見込みです。
避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。
引き続き低体温症に注意して、家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい毛布などで体を暖めたり定期的に体を動かしたりするなど体温が下がらないよう対策を心がけてください。
地震活動は依然活発
一方、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は徐々に減少しているものの依然、地震活動が活発な状態が続いています。
震度1以上の揺れを観測した地震は24日午前4時までに1506回にのぼり、気象庁は今後1週間ほどは最大震度5強程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。
Posted at 2024/01/24 10:07:49 | |
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