春の訪れ告げる 豊作願う伝統芸能「八戸えんぶり」始まる
02月17日 14時57分
春の訪れを告げる伝統芸能、「八戸えんぶり」が青森県八戸市で17日から始まりました。
「八戸えんぶり」は豊作を願って田植えなどの様子を舞で表現する伝統芸能で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
ことしは4年ぶりに通常開催となり、初日の17日は、34組の「えんぶり組」が一堂に会して舞う「一斉摺り」が行われました。
この中で、馬の頭をかたどったえぼしをかぶった「太夫」と呼ばれる舞い手たちが頭を上下左右に大きく振ったり、かねの付いた「ジャンギ」と呼ばれる棒で地面をたたいたりして勇壮な舞いを披露していました。
また、顔におしろいを塗った子どもたちも釣りざおと扇子を使って縁起物のたいを釣り上げる「えびす舞」などを披露し、訪れた人たちは写真を撮るなどして楽しんでいました。
東京から訪れた80代の女性は「えんぶりを見るために来ました。初めて見ましたがとても感激しました」と話していました。
市内の30代の女性は「迫力があって何回見ても飽きないです。『これから春が来る』とうれしい気持ちになりました」と話していました。
また、参加した子どもは「緊張しましたがみんなの前で踊ることができて楽しかったです」と話していました。
「八戸えんぶり」は今月20日まで行われます。
Posted at 2024/02/18 19:08:24 | |
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