冷たさに負けず祈る 福島・中野不動尊、50人が「水行」
2024年02月19日 08時50分
冷たい滝に打たれながら、一心不乱に祈りをささげる参加者
福島県福島市飯坂町の中野不動尊で18日、歳祭りの恒例行事「水行」が行われた。白装束の参加者が約10メートルの高さから落ちる冷たい滝に打たれて心身を清め、無病息災や家内安全を祈った。
清らかな心で念ずれば、どんな願いもかなうとされる。例年、寒さが厳しいこの時期に行われているが、今年は雪もなく、穏やかな気候の中で行われた。
女性4人を含む約50人が参加し、3回に分かれて水行を行った。参加者は「梵天(ぼんてん)をくわえたカモシカに導かれた」とされる同不動尊の縁起に由来する梵天を奉納した後、滝つぼに入った。輪になり水をかけ合った後、水の勢いと冷たさに耐えながら、一心不乱に祈りをささげた。
柔道仲間と4年ぶりに参加したという東京都の会社員安居院(あぐい)崇人さん(29)は「暖かくても水は冷たい。昨年7月に子どもが生まれたので、元気に育つよう願った」と話した。同不動尊の歳祭りは3月3日までで、水行は今月28日にも行われる。
Posted at 2024/02/19 12:29:53 | |
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