VポイントとTポイントが統合 ポイント経済圏はどう変わる?
2024年4月22日 18時11分
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共通ポイントの先駆けとしてレンタル事業大手の運営会社が展開してきた「Tポイント」が、大手金融グループが展開する「Vポイント」と22日、統合しました。ポイント経済圏をめぐって携帯大手などが存在感を高める中、統合を通じ巻き返しを図れるかが注目されます。
目次
都内で記念のイベント
利用者が早速ポイントをためる姿も
目次
都内で記念のイベント
利用者が早速ポイントをためる姿も
注目
ポイント経済圏 各社が激しい競争
ポイントの市場規模 今後も拡大が続く見込み
Tポイントは「共通ポイント」の先駆け
三井住友FG Tポイントとの統合を決めた背景
注目
専門家「新たな還元やサービスが生まれてくる可能性が大きい」
携帯大手各社 攻勢を強める
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都内で記念のイベント
「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブが展開してきた「Tポイント」が、三井住友フィナンシャルグループが展開する「Vポイント」と22日、統合し、都内では記念のイベントが開かれました。
この中で新しいVポイントの運営会社の撫養宏紀取締役は、「Tポイントの誕生から20年余りで世の中は変わり、今や“ポイ活”は、当たり前のものとなりました。新たなVポイントが誕生し、経済圏にしばられない新しいサービスとして世の中に提案します」と述べました。
Tポイントは2003年に始まり、コンビニなどの提携先の店舗やネット通販での買い物でもポイントがたまる共通ポイントの先駆けでした。
ただ、スマートフォンの普及などを背景に、後発の携帯大手各社が決済機能とも結びつけながらポイント経済圏の競争で存在感を高める中、利用実績の拡大が課題となっていました。
一方、従来のVポイントはクレジットカードの利用額に応じてポイントがたまる仕組みでしたが、統合によりポイントのためやすさや使いやすさを高める狙いがあります。
両社によりますと、今回の統合で、実際にサービスを利用している人の数はのべおよそ8600万人になるとしていて、携帯大手などに対し巻き返しを図ることができるかが注目されます。
利用者が早速ポイントをためる姿も
これまでTポイントを利用できていた東京・渋谷区内の書店では、レジの画面などに新しいVポイントへの移行を知らせるメッセージが流れ、早速、ポイントをためる客も見られました。
店で本を購入した40代の会社員は、「ポイントは積み重なると結構な金額になると思うので、多少の手間がかかってもためるようにしています。Vポイントは使っていませんでしたが、統合後は決済に合わせてポイントもついてくるなら手間をかけずにたまっていいと思います」と話していました。
一方、ふだんは別のポイントを中心に活用しているという60代の主婦は、「統合については知りませんでした。自分がよく行く店でどのポイントを使えるかが大事なので、対象の店舗が広くなることはよいことだと思います」と話していました。
Posted at 2024/04/23 08:47:47 | |
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