
JFAアカデミー福島帰還受け福島県知事が静岡県知事に感謝
08月23日 18時00分
東日本大震災と原発事故のあと、静岡県内に活動拠点を移していた「JFAアカデミー福島」がこの春、13年ぶりに福島県に戻ったことを受け、福島県の内堀雅雄知事が静岡県庁を訪れ、鈴木知事に感謝の思いを伝えました。
日本サッカー協会がエリート選手を育成する「JFAアカデミー福島」は、東日本大震災と原発事故のあと、2011年に拠点を静岡県御殿場市などに移し、選手たちは地元の学校に通いながら活動しました。
今回のパリオリンピックでも静岡で過ごしたアカデミー出身の選手が男女合わせて7人が出場するなど、卒業生が国内外で活躍しています。
そしてアカデミーは、かつての練習場所で、震災後は廃炉作業の拠点だった「Jヴィレッジ」が再開したことなどから、この春、拠点を福島に完全に戻しました。
こうした中、福島県の内堀雅雄知事が23日、静岡県庁を訪れ、鈴木知事と面会し「本来、『JFAアカデミー静岡』と言ってもいいのに福島の名前を継続していただき、震災と原発事故で苦しんでいた福島県民にプライドと誇りを持たせてもらった」と感謝の気持ちを伝え、福島県産の桃と日本酒をプレゼントしました。
これに対して鈴木知事は「受け入れたみなさんが福島に戻ったことで、アカデミーロスになっていると思う」と話していました。
面会後、内堀知事は「再開したJヴィレッジはインターハイのサッカー男子の開催地として固定化されたので、こうした縁も生かしながら、今後も交流していきたい」と話していました。
Posted at 2024/08/24 09:34:43 | |
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