
台風10号 27日以降 西日本 奄美に接近へ きょうのうちに備えを
2024年8月26日 11時39分
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強い台風10号は、27日以降、西日本や鹿児島県の奄美地方に接近し、猛烈な風が吹くおそれがあるほか、西日本と東日本の太平洋側では大雨となる見込みです。
気象庁は、暴風や高波、土砂災害などに厳重に警戒するよう呼びかけています。台風への備えは26日のうちに終わらせるようにしてください。
目次
気象予報士解説 台風の今後の進路と注意点
台風情報 データマップ
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気象予報士解説 台風の今後の進路と注意点
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西日本 しだいに風が強まる
気象庁の観測によりますと、強い台風10号は26日午前9時には日本の南の海上を1時間に20キロの速さで西北西へ進んでいます。
中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径55キロ以内は風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は今後も発達しながら北上し、27日以降、非常に強い勢力で西日本や鹿児島県の奄美地方に接近する見込みです。
台風の接近に伴い、西日本ではしだいに風が強まり、27日の最大風速は九州南部と奄美地方で30メートルと、走行中のトラックが横転するような猛烈な風が吹くおそれがあり、最大瞬間風速は45メートルと予想されています。
その後さらに風が強まり、28日の最大風速は九州南部と奄美地方で45メートルと一部の住宅が倒壊するおそれがある猛烈な風が吹くほか、四国で25メートル、近畿と九州北部で20メートルと予想されています。
最大瞬間風速は九州南部と奄美地方で60メートル、四国で35メートル、近畿と九州北部で30メートルと予想されています。
西日本ではその後も猛烈な風が吹くおそれがあります。
西日本 東日本太平洋側で大雨も
西日本と東日本の太平洋側を中心に台風が接近する前から雨が降り始めて大雨となる見込みで、27日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽東海で180ミリ、
▽近畿で120ミリ、
▽四国で100ミリと予想されています。
その後、28日昼までの24時間には
▽東海と九州南部、奄美地方で200ミリ、
▽四国で150ミリ、
▽近畿と九州北部で100ミリと予想されています。
27日以降、台風の動きが遅くなるため、さらに雨量が増えるおそれがあります。
海上は西日本を中心にうねりを伴って猛烈なしけとなるおそれがあります。
気象庁は、暴風や高波、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。
Posted at 2024/08/26 12:32:11 | |
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