米大統領選 テレビ討論会 経済政策などをめぐって論戦
2024年9月11日 12時25分
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11月のアメリカ大統領選挙に向けたハリス副大統領とトランプ前大統領によるテレビ討論会が行われました。
討論会では経済政策などをめぐって論戦を交わしたほか、互いの主張を強く批判し合うなど激しい応酬となりました。
民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領によるテレビ討論会は、激戦州のひとつ、東部ペンシルベニア州の最大都市フィラデルフィアで日本時間の11日、行われました。両者が直接、論戦を交わすのはこれが初めてです。
90分間にわたった論戦ではまず経済政策がテーマとなり、ハリス氏は「中間層と労働者を引き上げるための計画を持っているのは私だけだ」とした上で、「トランプ氏の経済政策は富裕層や大企業に減税策を提供することだ」と指摘しました。
これに対してトランプ氏は国内のインフレの状況について「インフレは国を崩壊させるもので、おそらくアメリカ史上最悪だ」とバイデン大統領とハリス氏の政権の経済政策を批判するとともに、「私はわが国で史上最も偉大な経済のひとつを築いた。もう一度やる」と強調しました。
またハリス氏は3年前に起きたトランプ氏の支持者らによる議会への乱入事件をめぐり、トランプ氏が「起訴されている」と指摘しました。
一方のトランプ氏は現政権の国境管理政策をめぐり「彼らは何百万人もの犯罪者やテロリスト、麻薬の売人たちが入国することを許した」と批判しました。討論会では、両者が経済政策をめぐって相手を「計画がない」と指摘したほか、互いの主張を「うそだ」と批判し合う場面もあり、激しい応酬となりました。
投票日まで2か月を切る中、全米を対象にした各種世論調査の平均ではハリス氏とトランプ氏の支持率はきっ抗しています。
どちらの候補者も討論会をきっかけに流れを引き寄せたい考えで、有権者の受け止めが注目されています。
Posted at 2024/09/11 12:34:03 | |
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