
ソフトバンク 4年ぶりパ・リーグ優勝 前身時代含め20回目
2024年9月23日 23時59分
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プロ野球、パ・リーグで優勝へのマジックナンバーを「1」としていたソフトバンクは23日夜、オリックスに9対4で勝ち、4年ぶりのリーグ優勝を果たしました。ソフトバンクのリーグ優勝は前身の南海、ダイエー時代を含めて20回目です。
記事後半ではソフトバンクの優勝の要因などについて詳しくお伝えしています。
目次
《優勝の要因》
【小久保監督が目指す “常勝軍団” 再建の道】
目次
《優勝の要因》
【小久保監督が目指す “常勝軍団” 再建の道】
【固定し続けた打線の中軸】
【開幕投手に託した思い】
【「あと1勝」を逃さないために】
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優勝へのマジックナンバーを「1」としていた首位のソフトバンクは23日夜、勝つか引き分けるか、または2位の日本ハムが負けか引き分けると優勝が決まる中、京セラドーム大阪でオリックスと対戦しました。
試合は1点を追う4回に9番・川村友斗選手のタイムリー内野安打で追いつくと、続くチャンスで1番・周東佑京選手がタイムリースリーベースヒットを打って4対2と勝ち越しました。
ソフトバンクは続く5回にも2本のタイムリーツーベースヒットで3点を追加し、8回にも2点を加えて試合を優位に進め、9対4とリードして9回に入りました。
一方、同じ時間に行われていたベルーナドームでの西武対日本ハムの試合で2位の日本ハムが4対6で先に敗れたため、その時点でソフトバンクの4年ぶりのリーグ優勝が決まりました。
ソフトバンクはその直後にベルーナドームの試合とほとんど時間差もない中、9回からマウンドに上がったヘルナンデス投手が代打のセデーニョ選手から見逃し三振を奪って試合を締めくくりソフトバンクが9対4で勝利しました。
ソフトバンクのリーグ優勝は前身の南海、ダイエー時代を含めて20回目です。
小久保裕紀監督を胴上げ
4年ぶり20回目のリーグ優勝を果たしたソフトバンクの選手たちは、一斉にベンチを飛び出してマウンドで抱き合い、その後、一人一人が笑顔でハイタッチを交わしました。
けがで離脱している近藤健介選手も松葉づえをついて姿を現し、歓喜の輪に加わりました。
そして、小久保裕紀監督を8回胴上げして、集まったファンと優勝の喜びを分かち合いました。
小久保監督「胴上げしてもらえ本当に最高」
就任1年目でリーグ優勝を果たしたソフトバンクの小久保裕紀監督は試合直後の優勝インタビューで「2月のキャンプからこの日のためにチーム全員でやってきたので、懸命に戦ってきた選手たちに胴上げしてもらえて本当に最高だ」と、少し目を潤ませながら話しました。
そして「開幕当初、選手たちには『かえのきかない選手になることが本当のプロフェッショナルだ』と伝えていたが、実際に1人1人がかえのきかない選手になり、集大成の9月を迎えることができた。連敗もあったがそれを跳ね返すことができたのは選手たちがプロフェッショナルとしてやった結果だと思う」とシーズンを通して強さを発揮した選手たちをたたえました。
そのうえで、ファンに向けて「きょうは優勝の余韻に浸ってください。我々も余韻に浸ります。しかし、あす以降はクライマックスシリーズの戦術に切り替えていきます。きょうは楽しんでください!」と晴れやかな笑顔で呼びかけていました。
オリックス 中嶋監督「完全に力負け」
プロ野球、パ・リーグで昨シーズンまでリーグ3連覇していたオリックスの中嶋聡監督は優勝したソフトバンクについて「打線も強いし、ピッチャーもしっかりそろっていて、そこに対抗しようと思ったが完全に力負けという感じがした。うちが大きく負け越したことがソフトバンクを走らせた原因の1つだと思う」と振り返っていました。
クライマックスシリーズのファイナルステージへ
プロ野球、パ・リーグで4年ぶりの優勝を果たしたソフトバンクは、日本シリーズの出場をかけて10月16日からクライマックスシリーズのファイナルステージに臨みます。
クライマックスシリーズはまず2位と3位のチームによるファーストステージが行われ、ソフトバンクは、その勝者と本拠地の福岡市のみずほPayPayドームでファイナルステージを戦います。
ファイナルステージは先に4勝した方が日本シリーズに進みますが、リーグ優勝のソフトバンクにはあらかじめ1勝がアドバンテージとして与えられます。
クライマックスシリーズはファーストステージが来月12日から行われ、ソフトバンクが出場するファイナルステージは16日から始まります。
Posted at 2024/09/24 12:31:13 | |
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