大の里の大関昇進「ほかに類を見ないお相撲さんに」
2024年9月25日 11時41分
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大相撲で大関昇進が決まった大の里が記者会見し「1日でも早く上の番付にいくということだけを考えて毎場所やっていたので、その結果が出てよかった」と喜びを語りました。
目次
口上で「唯一無二の力士 目指す」
二所ノ関親方「新しい大の里ができたら」
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口上で「唯一無二の力士 目指す」
二所ノ関親方「新しい大の里ができたら」
八角理事長「全力士の手本に」
大の里の大関昇進 正式決定 初土俵から9場所で
大の里のこれまで
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口上で「唯一無二の力士 目指す」
25日、日本相撲協会の臨時理事会で大の里の大関昇進が正式に決まったあと、協会の使者2人が茨城県阿見町の二所ノ関部屋に赴き、大の里と師匠の二所ノ関親方に伝達式で昇進を伝えました。
これを受けて大の里は口上で「大関の地位を汚さぬよう唯一無二の力士を目指し相撲道に精進します」と決意を述べました。
このあと記者会見した大の里は「1日でも早く上の番付にいくということだけを考えて毎場所やっていたので、その結果が出てよかった」と喜びを語りました。
口上に込めた思いについては高校時代の恩師に相談したと明かしたうえで「父親が『唯一無二になってくれ』と言っていたので、父の思いを込めて、このことばになった。ほかに類を見ないもうこんな人は現れないというお相撲さんになりたい」と話しました。
その上で「これからだと思うし、この番付になった以上は今までと違うと思うので、もっと自覚を持って、結果がすべてなので、そのためにしっかり稽古して九州場所を迎えたい」と今後の抱負を語りました。
幕下付け出しでデビューした大の里は初土俵から所要9場所での大関昇進となり、昭和以降の力士では羽黒山などの12場所を抜いて最も早い記録です。
また、新入幕から所要5場所での大関昇進は今の年6場所制が定着した昭和33年以降では昭和の大横綱・大鵬の所要6場所を抜いて最も早い昇進となりました。新大関が誕生するのはことし1月の初場所のあとに昇進した琴櫻以来です。
幕下付け出しでデビューした大の里は初土俵から所要9場所での大関昇進となり、昭和以降の力士では羽黒山などの12場所を抜いて最も早い記録です。
また、新入幕から所要5場所での大関昇進は、今の年6場所制が定着した昭和33年以降では昭和の大横綱・大鵬の所要6場所を抜いて最も早い昇進となりました。新大関が誕生するのはことし1月の初場所のあとに昇進した琴櫻以来です。
二所ノ関親方「新しい大の里ができたら」
会見に同席した師匠で元横綱 稀勢の里の二所ノ関親方は部屋が創設されて3年での大関誕生について「うれしい反面、これから気を引き締めていく。ここがてっぺんではなくてスタートだ」と話しました。
その上で、大の里について「言われたことをよくやり続けたなと思う。『これをしないと強くなれないぞ』と言うと素直にやり続けられることが強さにつながっていると思う。これからも伸びていくと思うし、ようやくスタート地点に立ってまた、新しい大の里ができたらいいと思う」とさらなる飛躍を期待しました。
八角理事長「全力士の手本に」
日本相撲協会の八角理事長は大関昇進を決めた大の里について、コメントを発表し「対策してくる相手に対し、力強く前に出る圧力と馬力のある相撲をみせてくれた。安定感があり立派だった。今後は大関として立場も変わり、求められるものも大きくなってくるが、相撲でも私生活においても全力士の手本となってもらいたい。攻めの姿勢を忘れず、強い気持ちを持ってまた一つ上の番付を目指して、今まで以上に日々の稽古に精進してほしい」と大きな期待を寄せました。
大の里の大関昇進 正式決定 初土俵から9場所で
大の里は新小結で臨み、初優勝を果たしたことしの夏場所で12勝、新関脇で迎えた名古屋場所では9勝、そして2回目の優勝を果たした秋場所では13勝を挙げて、三役で臨んだここ3場所の勝ち星の合計を大関昇進の目安を上回る「34」勝としていました。
日本相撲協会は25日、次の九州場所に向けた番付編成会議と臨時の理事会を開き、大の里の大関昇進を正式に決めました。
幕下付け出しでデビューした大の里は初土俵から所要9場所での大関昇進となり、昭和以降の力士では羽黒山などの12場所を抜いて最も早い記録です。
また、新入幕から所要5場所での大関昇進は、今の年6場所制が定着した昭和33年以降では昭和の大横綱・大鵬の所要6場所を抜いて最も早い昇進となりました。
新大関が誕生するのはことし1月の初場所のあとに昇進した琴櫻以来です。
Posted at 2024/09/25 12:32:10 | |
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