
巨人 4年ぶり39回目のセ・リーグ優勝 プロ野球
2024年9月29日 2時51分
プロ野球、セ・リーグで優勝へのマジックナンバーを「1」としていた巨人は28日夜、広島との試合に8対1で勝ち、4年ぶり39回目のリーグ優勝を決めました。
巨人の優勝までの軌跡や要因などについて詳しくお伝えしています。
目次
阿部監督は背番号と同じ「10回」胴上げ
《監督・選手の談話》
優勝へのマジックナンバーを「1」としていた巨人は28日、勝つか引き分ければ優勝が決まるなか、マツダスタジアムで4位の広島と対戦しました。
巨人は4回に門脇誠選手のタイムリーヒットで先制しましたが、そのウラ、リーグトップの14勝をあげている先発の菅野智之投手が広島の菊池涼介選手にタイムリーヒットを打たれ同点に追いつかれました。
それでも打線は6回、ノーアウト一塁から4番の岡本和真選手がタイムリーツーベースを打って勝ち越すと、このあと小林誠司選手にもタイムリーが出てリードを広げました。
7回には岡本選手の2打席連続のタイムリーツーベースなどで3点をあげ、9回にも2点を追加しリードを大きく広げました。
菅野投手は打線の援護を受けたあとも持ち味のコーナーを突いたピッチングで追加点を与えず8回1失点と好投し、9回は高梨雄平投手が2アウトまで奪い、最後は抑えの大勢投手が締めて巨人が8対1で勝ちました。
巨人は昨シーズンまで2年連続で4位でしたが、就任1年目の阿部慎之助監督のもと、4年ぶり39回目のリーグ優勝を果たしました。
優勝の瞬間の大勢投手と小林選手
阿部監督は背番号と同じ「10回」胴上げ
巨人の大勢投手が広島の末包昇大選手をセカンドゴロに打ち取ると、ベンチから一斉に選手たちが飛び出してマウンド付近に歓喜の輪ができました。
阿部慎之助監督はコーチ一人ひとりと抱き合いながらゆっくりとマウンド付近に歩み寄り、涙を流しながら選手たちに胴上げされ現役時代の背番号と同じ「10」回、宙に舞いました。
阿部監督「全員が同じ方向を向けた」
阿部監督は試合直後の優勝インタビューでまず「最高です」と現役時代のヒーローインタビューでおなじみだったやり取りで喜びを表現しました。
就任1年目で優勝を決めた要因については「全員同じ方向を向いてキャンプから始まったこと、誰ひとりそっぽを向かなかったことだと思います」と話し、選手やスタッフをたたえました。
そして原辰徳前監督から監督を受け継いだことについて質問されると「もちろんプレッシャーもありました」と話すとことばを詰まらせながら涙を拭い「指導者に導いて頂いて良かったなと思います。感謝しています」と感極まった様子で話しました。
そのうえで「きょう1日だけは余韻に浸って、まだまだ先があるのでそれを見据えてしっかりやっていきたいと思います」と意気込んでいました。阿部監督はインタビューが終わると、スタンドからの「慎之助」コールに何度も手を振って応えていました。
Posted at 2024/09/29 09:26:54 | |
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