東京と鹿児島 長崎で桜が開花 1週間から10日ほどで満開に
2025年3月24日 14時07分
気象庁は24日午後、「東京でサクラが開花した」と発表しました。東京のサクラの開花は平年と同じで、去年より5日早くなっています。
気象庁によりますと、24日の都内は上空の寒気や湿った空気の影響で曇りとなっているものの、東京の都心の午後2時までの最高気温は19.1度と、4月中旬並みの暖かさとなっています。
午後2時ごろには、気象庁の担当者が東京のサクラの開花の目安となっているソメイヨシノがある千代田区の靖国神社を訪れ、観測を行いました。
5輪から6輪以上の花が咲いていることが開花の基準ですが、観測の結果、6輪咲いているのが確認できたため「東京でサクラが開花した」と発表しました。
東京のサクラの開花の発表は平年と同じで、去年より5日早くなっています。
ことしの開花について、東京管区気象台の川上敏昭技術専門官は「3月上旬も中旬も平年並みの気温だったことからサクラの開花も平年並みに進み、きょうの発表となった。きのうは1輪も咲いていなかったが25度を超えて暖かかったため一気に開花が進んだ」と話していました。
サクラは1週間から10日ほどで満開となる見込みです。
71歳男性「発表の瞬間に立ち会えて最高」
千葉県市川市から夫婦で訪れた71歳の男性は「そろそろ咲くか、まだかと気をもんでいました。発表の瞬間に立ち会えて最高の気分です。こういう世の中なので、サクラを見て明るくうきうきとした気持ちになりたいです」と話していました。
また、大学進学で新潟県から東京に引っ越してきたという18歳の女性は「新潟では、こんなに早い時期にサクラの花を見ることができないので、びっくりしました。進学して新しくできた友達とサクラを見ながら散歩したいです」と話していました。
訪れた人たちは咲いた花を1輪ずつ数えたり、写真を撮ったりして、春の訪れを感じているようすでした。
鹿児島市でも桜が開花 平年より2日早く 去年より5日早い
また、鹿児島市の鹿児島地方気象台の敷地内には開花の目安となっているソメイヨシノの標本木があり、24日午前9時半すぎ、気象台の職員2人が7輪咲いていることを確認しました。
このため「鹿児島市でサクラが開花した」と発表しました。
サクラの開花は去年より5日早く、平年より2日早いということです。
鹿児島地方気象台の東島成良技官は「2月まで寒い日が続き、3月も雪が降る日がありましたが、最近、暖かい日が続いたので開花したのではないか」と話していました。
気象台によりますと、ソメイヨシノは1週間から10日ほどで満開になる見込みです。
長崎市でも桜が開花 平年より1日遅く 去年より2日早い
さらに、長崎市南山手町にある長崎地方気象台でも、23日夕方までは1輪も咲いていなかったソメイヨシノの標本木に、24日午前、5、6輪の花が咲いているのを職員が確認しました。
このため気象台は午前9時すぎ、「長崎市でサクラが開花した」と発表しました。
長崎市でのサクラの開花は去年より2日早く、平年より1日遅いということです。
長崎地方気象台の古市一隆さんは「先週初めに気温がぐっと下がったが、そのあと次第に気温が上がったので、サクラの開花が進んだのではないか」と話していました。
気象台によりますと、サクラは1週間から10日ほどで満開となる見込みです。
Posted at 2025/03/25 00:32:33 | |
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