「奥羽新幹線」実現へ 福島市で検討会が発足
09月21日 18時51分
地域活性化に向けて福島市と秋田市を結ぶ「奥羽新幹線」の整備を実現させようと、福島市に検討会が発足しました。
「奥羽新幹線」は、国が、昭和48年に福島から山形を通って秋田までの距離を、踏切のない専用レールで時速200キロ以上で走行するフル規格の新幹線として整備する基本計画を定めましたが現在も整備のめどは立っておらず山形県を中心に官民一体で実現を求める声が上がっています。
福島市では福島駅の東口や西口で、相次いで商業施設が撤退するなか地域経済の活性化にもつながるとして、実現に向けて連携を深めていこうと21日、福島市で検討会が発足し、福島青年会議所や山形県議会議員など関係者およそ20人が集まりました。
検討会では山形県議会議員が、東京と山形の所要時間が40分ほど短縮されることや、福島市が東京と東北の日本海側を結ぶハブとなり、観光やビジネスの拠点として価値が高まるなどと、期待される効果について話していました。
また、大雪による運休や野生動物との衝突を防ぐために、福島と山形の県境に新たにトンネルを建設する必要性を訴えていました。
検討会は市や県などへの提言に向けて今後、年5回程度開かれ、実現に向けた具体的な方策について議論していくということです。
検討会で講演した木村忠三山形県議会議員は「実現に向けては福島の協力が不可欠なので、大きな一歩になった。福島の人たちの声も聞きながら 一緒に取り組んでいきたい」と話していました。
Posted at 2025/09/21 20:26:48 | |
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