CS セ・リーグ DeNAが巨人にサヨナラ勝利 ファイナル進出
2025年10月12日午後6時42分
(2025年10月12日午後10時15分更新)
プロ野球クライマックスシリーズ
プロ野球のクライマックスシリーズ、セ・リーグのファーストステージ第2戦はDeNAが巨人に延長11回サヨナラ勝ちし、2連勝でファイナルステージ進出を決めました。
セ・リーグのクライマックスシリーズファーストステージはDeNAが第1戦で巨人に勝ってファイナルステージ進出に王手をかけた状態で12日、第2戦が横浜スタジアムで行われました。
試合は1回、DeNAの先発、ジャクソン投手がソロホームランとスリーランホームランを打たれるなど5点を失いました。
しかしそのウラ、佐野恵太選手がライトにツーランホームランを打ち、石上泰輝選手がレフトにスリーランホームランを打って同点にしました。
このまま試合は延長に入り、11回に巨人に1点を勝ち越されますが、2アウトから石上選手が内野安打で出塁して盗塁で二塁に進みました。
そして、林琢真選手が、タイムリーヒットを打って同点、なおも一塁三塁で蝦名達夫選手がレフトへのタイムリーヒットを打って7対6でサヨナラ勝ちしました。
DeNAは2連勝で2年連続のファイナルステージ進出を決め、今月15日からリーグ優勝をした阪神と日本シリーズ進出をかけて甲子園球場で対戦します。
巨人は、1回に佐々木俊輔選手が先頭打者ホームラン、中山礼都選手がスリーランホームランを打つなど5点を奪いましたが、先発の戸郷翔征投手が直後に5点を返されたのが響きました。
DeNA 石上泰輝「前に飛ばせれば何か起きる」
DeNAの石上泰輝選手は、1回の守備のエラーが失点につながりましたがそのウラ、同点に追いつくスリーランホームランを打ちました。
石上選手は「なんとか取り返そうと思いながら打席に立っていた。追い込まれていたが、しっかり反応できていい角度で飛んでくれた。打ったからといってミスがなくなるわけではないので、打ったからこそもう一回守備に集中しようと思った」と振り返りました。
また、1点を追う延長11回、2アウトからの内野安打について「この試合で決めるというのは全員が思っていた。2打席連続で三振していたので、とりあえず前に飛ばせれば何か起きると思って打席に立った。もしかしたらセーフになるかもと思って、全力で走った」と話しました。
そして、すかさず二塁に盗塁したことについて、「チャンスを作りたいと思っていたので、いいスタートが切れてよかった。シーズン中からずっと走るタイミングあればトライしようとなっていた」とサヨナラ勝ちにつながった2つのプレーを振り返りました。
クライマックスシリーズのファイナルステージに向けては、「緊張感をもって挑みたい」と日本一に向けて気を引き締めていました。
DeNA 三浦大輔監督「チームとして全員で戦えている」
DeNAの三浦大輔監督は「本当にすごい試合だった。1回に5点取られたあと、みんなが切り替えて、すぐに失点を忘れるということを実践してくれた。最後まで全力で戦おうと誰一人諦めていなかった。リリーフ陣も早い回から準備して、みんながつないで、延長11回に1点取られたあとに追加点を与えずつないでくれたので、サヨナラ勝ちにつながった」と振り返りました。
そのうえで、「みんな出し切ってくれているし、いま自分ができることを選手も、コーチも、スタッフも全員がやっている。チームとして全員で戦えている。ファイナルステージで初戦から出し切れるように準備していきたい」と次の戦いを見据えていました。
巨人 戸郷翔征「厳しい1日だった」
巨人の先発・戸郷翔征投手は、1回に味方が5点を奪いましたがそのウラに同点に追いつかれました。
戸郷投手は「1回の投球は、すごく悔いが残り、責任を感じている。1点でもリードした状況でマウンドを降りたかった。阿部慎之助監督から試合後、『野球の厳しさがわかった日だった』と言われたが、そのことばどおり、厳しい1日だった」と振り返りました。
8勝にとどまった今シーズンについては、「1年間いいことがなく、すごく苦しいシーズンだった」としたうえで、「来シーズン、自分を強くして戻ってきたい」と話していました。
巨人 阿部慎之助監督「野球は恐ろしいと感じた」
巨人の阿部慎之助監督は「総力戦ですごい試合だった。野球は恐ろしいと感じた。選手は必死にやってくれたし、負けた責任は僕にある」と振り返りました。
その上で、来シーズンに向け、「何が足りなくて勝てなかったのかを自問自答したい。選手たちは、今シーズンの戦いを糧にして来シーズンにぶつけてほしい。人に負けないくらいの鍛錬をしたという自信を持って来年の春のキャンプに来てほしい」と話していました。
Posted at 2025/10/13 00:22:11 | |
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