ベルリンの慰安婦問題象徴の少女像 裁判所が撤去の判断 ドイツ
2025年10月15日午前8時39分
ドイツ
ドイツの首都ベルリンの公有地に韓国系の市民団体が設置した慰安婦問題を象徴する少女像について、ベルリンの裁判所は撤去されなければならないとの判断を示しました。裁判所の決定に対しては上訴も可能で、今後の市民団体の対応が焦点です。
ベルリン中心部にあるミッテ区では、5年前に韓国系の市民団体が慰安婦問題を象徴する少女像を住宅街の公有地に設置し、ベルリンの日本大使館は撤去を求めてきました。
ミッテ区は、像の設置を認める期間が終了したことを受けて、去年とことしの2度にわたって撤去するよう団体に命じ、これを不服とした団体が設置の継続を求めて行政裁判所に仮処分を申し立てていました。
ベルリンの行政裁判所は14日「申立人は、公有地で設置の継続を求める法的根拠を示していない」として、団体の訴えを退け、像は撤去されなければならないとの判断を示しました。
これを受けてミッテ区の担当者はNHKの取材に「団体が決定を順守し、法律に従って行動することを期待する」と話しています。
裁判所の決定に対しては上訴も可能で、今後の市民団体の対応が焦点です。
Posted at 2025/10/15 12:10:05 | |
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