東北地方の景気 財務局「持ち直している」
2025年11月8日午前6時22分
東北財務局は、東北地方の景気について、自動車の生産が回復しつつあることなどから「持ち直している」というこれまでの判断を9期連続で据え置きました。
東北財務局は3か月に1度、東北6県の企業への聞き取り調査などをもとに景気の現状を判断していて、先月中旬までの3か月の間、およそ560社を対象に調査しました。
それによりますと、▽個人消費はスーパーやコンビニエンスストアの売り上げが値上げの影響などで前の年を上回る一方、客の買い上げ点数が減っているという声も聞かれることから「一部に弱さがみられるものの、持ち直している」としています。
▽生産活動も国内向けの自動車を中心に回復しつつあるほか、生産用機械が海外の半導体メーカーの需要を背景に底堅い動きとなっていることなどから「持ち直している」としています。
こうしたことから東北財務局は東北地方の景気について「持ち直している」というこれまでの判断を9期連続で据え置きました。
一方、景気の先行きについて東北財務局は「雇用・所得環境が改善するなかで景気が持ち直していくことが期待されるが、物価上昇の継続やアメリカの通商政策などに注意する必要がある」としています。
Posted at 2025/11/08 18:03:06 | |
トラックバック(0) | 日記