
JR東日本 顔認証だけで通過できる改札の実証実験始まる 新潟
2025年11月7日午後11時55分
鉄道
JR東日本は、上越新幹線の定期券を持っている人を対象に、顔認証だけで通過できる改札の実証実験を新潟県内で始めました。
JR東日本は在来線を含めた初めての取り組みとして、6日から上越新幹線の新潟駅と長岡駅の間で、切符やICカードを使わず顔認証だけで通過できる改札の実証実験を行っています。
実証実験にはこの区間の定期券を持っているおよそ500人が参加することになっていて、今月5日、それぞれの駅に新たに設置された改札機が報道陣に公開されました。
このうち長岡駅には高さ2.6メートルほどのトンネル状の改札機が設置され、担当者が中に入ると内蔵のカメラで撮影した画像と事前に登録した顔の情報を照らし合わせて通過可能であることを示す緑のランプが点灯し、立ち止まらずに改札を通っていきました。
一方、事前に顔の情報を登録していない人が通過しようとすると、赤いランプが点灯し、改札機のディスプレイや音声で引き返すよう知らせていました。
また、新潟駅には既存の改札機にかぶせる別のタイプの改札機が設置され、担当者が顔認証だけで通過できることを確認していました。
JR東日本は顔認証のほか、スマートフォンの位置情報などを活用した技術を使って、今後10年以内に在来線を含む全線で切符やICカードを使わない改札の導入を目指しています。
JR東日本新幹線統括本部の恩田義行ユニットリーダーは「改札を通過する速度や顔の角度に関係なく確実に認証できるような仕組みをつくりたい。より早く実装できるようにさまざまな検証を行っていく」と話していました。
実証実験は年末年始の期間を除いて来年3月末まで行われる予定です。
Posted at 2025/11/08 11:40:52 | |
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