夏の全国高校野球 「2部制」代表校8割以上が継続望む
2025年11月8日午前5時17分
夏の全国高校野球
甲子園球場で行われる夏の全国高校野球で、日中の暑さを避けるために午前と夕方に分けて試合を行う「2部制」が導入されたことについて、ことしの大会に出場した代表校の8割以上が、来年以降も継続を望んでいることが、高野連=日本高校野球連盟などが行ったアンケート調査でわかりました。
夏の全国高校野球では、真夏の暑さ対策として、午前と夕方に分けて試合を行う「2部制」が、去年、初めて3日間の日程で導入され、ことしは5日間に拡大したうえで、1日4試合の日にも適用されました。
これについて高野連などは、ことしの大会に出場した49の代表校の監督や部長にアンケート調査を行い7日、その結果を公表しました。
それによりますと、ことしの「2部制」について
▽「とても効果があった」と回答したのは14校
▽「効果があった」は31校となり
合わせて全体の9割以上にのぼりました。
そのうえで、来年以降のあり方をたずねたところ
▽「今大会と同じ程度の日数で実施すべき」がもっとも多い15校
▽「より多い日数」と「全日程」が、合わせて11校だった一方
▽「去年と同じ3日程度」と答えたのは3校でした。
また
▽「1日3試合で2部制を行うべき」という回答も12校あり
なんらかの形で「2部制」の継続を望んでいる高校が、全体の8割以上を占めました。
一方で
▽「2部制を行う必要はない」と回答したのは5校でした。
ことしの大会では、大会4日目の第4試合が、午後10時40分を超えて終わったケースもあり、「2部制」を1日4試合で適用することについては「教育的配慮の観点から疑問を持った」とか、「応援団の解散が遅くなって大変だった」などの意見が寄せられたということです。
高野連の井本亘事務局長は「暑さ対策に一定の効果があったことはわかったので、来年以降に向けて、実際に経験した学校のリアルな意見を活用していきたい」と話していました。
Posted at 2025/11/08 11:20:00 | |
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