東北清酒鑑評会で福島県の酒が最多入賞 郡山の蔵元が最優秀賞
2025年11月10日午前11時11分
東北6県の日本酒の出来栄えを審査する「東北清酒鑑評会」で、福島県からは東北地方で最多の21点が入賞し、このうち、郡山市の蔵元が吟醸酒の部門で最優秀賞に選ばれました。
「東北清酒鑑評会」は、地域の日本酒の品質と酒造りの技術を高めようと、仙台国税局が毎年行っていて、ことしは、東北6県の142の蔵元から、吟醸酒の部と純米酒の部にあわせて261点が出品されました。
香りや味のバランスなどが審査された結果、吟醸酒の部で郡山市の「たに川酒造」がつくった「さかみずき」が最優秀賞を受賞しました。
また、純米酒の部門で二本松市の「東日本酒造協業組合」がつくった「奥の松」が最優秀賞に次ぐ評価員特別賞を受賞しました。
福島県は吟醸酒と純米酒の部であわせて21点が入賞し、受賞した数は5年連続で東北地方で最も多くなりました。
受賞にあわせてたに川酒蔵では杜氏や蔵人らが出席して表彰式が行われ、仙台国税局の谷口眞司局長から山田平四郎社長に賞状が手渡されました。
山田社長は「東北で1位ということで、うれしさの前に驚きました。猛暑でコメが硬くて溶けず、杜氏はもろみの管理に苦労したと思います。福島の酒の品質の良さをもっと広げていって、酒蔵が互いに切磋琢磨しながら福島の酒の品質を上げる努力をしていきたい」と話していました。
Posted at 2025/11/10 18:10:49 | |
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