大分市で火事 少なくとも10棟以上焼ける 1人と連絡取れず
2025年11月18日午後8時13分
(2025年11月18日午後10時06分更新)
火災
18日夕方、大分市で火事があり、消防によりますと、住宅など少なくとも10棟以上が焼けているということです。消防が消火にあたっています。
警察によりますと、現場近くに住む1人と連絡が取れていないということで、確認を進めています。
18日午後5時45分ごろ、大分市佐賀関で「家が燃えている」と近くの住民から通報がありました。
消防車およそ20台が出動して消火にあたっていて、消防によりますと、これまでに住宅など少なくとも10棟以上が焼けているということです。
警察によりますと、現場近くに住む1人と連絡が取れていないということで、確認を進めています。
また、近くの住民に避難するよう呼びかけています。
大分市によりますと、これまでに100人以上が付近の公民館などに避難しているということです。
現場は、佐賀関漁港から近い、山に囲まれた住宅街で、警察は火事の原因を調べています。
現場の様子 映像からは
NHKが撮影した映像では、建物が密集した地域の広い範囲で、複数の建物から炎が上がり、中には屋根が燃えて骨組みがむき出しになっているものもあります。
燃えている建物からは火の粉が舞い上がり、周辺に飛んでいました。
消防が建物に向かって放水している様子も確認できます。
午後9時半ごろには住宅街から離れた山の中腹にも火が燃え広がっていて、墓石とみられる影の奥にある建物が激しく燃え、骨組みが崩れる様子が確認できます。
また、午後8時すぎに火事の現場が見える高台で視聴者が撮影した映像では、住宅街の広い範囲に炎が燃え広がっているのが確認できるほか、画面の右手に見える山からも炎とみられる赤い光とともに煙があがっている様子が確認できます。
撮影した30代の男性は「昔ながらの木造住宅が多い地域で、きょうは風も強いので、どんどん燃え広がっていて火の粉もあがっています。撮影後に爆発音が聞こえましたが、住宅街にあるガスボンベに引火したのかもしれません。現場の港の裏山の中腹にも延焼しているように見えますが、ふだん人が入るような山ではないので、消火も難しいのではないかと思います」と話していました。
近くに住む人「風にあおられ一気に飛び火」
近くに住む50代の女性は「仕事から帰ってきたら通行止めになっていて、事態を把握しました。家には近づけず心配です。危険なので近くの施設に避難します」と話していました。
近くに住む70代の男性は「家族も全員避難しました。山側からバーッと火の手があがり、風にあおられてこちらに来ました。午後6時前から飛び火して次々に燃え移ってきている状態で、この風なので一気に燃え広がりました。この辺りはほとんどが木造の建物で、火がつくと燃えるのが早いです」と話していました。
80代の男性は「親戚が住んでいるので、心配になって見に来ました。どこまで燃え広がるのか不安です」と話していました。
火災が発生した直後、自宅近くにいたという、近くに住む75歳の男性は「午後6時前ごろ、近くの山のふもとから燃え始めたが、風にあおられて一気に飛び火して迫ってきた。早く収まってほしいが、付近には木造の住宅も多く、自宅が燃えてしまうのも時間の問題だと思う」と話していました。
Posted at 2025/11/18 22:41:38 | |
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