エアバス機に不具合 全日空の国内線65便がきょう欠航
2025年11月29日午前6時21分
(2025年11月29日午前8時42分更新)
航空
全日空は、保有するエアバスのA320型機とA321型機のあわせて34機で機体システムのソフトウエアのアップデート作業が必要となったため、欠航が発生していると発表しました。
午前7時45分までに欠航が決まったのは29日の国内線65便で、およそ9400人に影響が出る見込みだということです。
アップデート作業は1機あたり4時間ほどかかり、順次進めているということです。
全日空は最新の運航状況をホームページなどで確認してほしいとしたうえで、「多くの便に遅延・欠航が発生し、多大なるご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます」とコメントしています。
エアバス“強い太陽放射で制御に必要なデータ破損する可能性”
ヨーロッパの大手航空機メーカー、エアバスは、主力のジェット旅客機、A320シリーズに不具合が見つかり、航空会社に対して対策を講じるよう要請したことを明らかにしました。
欧米のメディアはおよそ6000機が影響を受ける可能性があると伝えていて、運航への影響が懸念されます。
エアバスは28日、主力のジェット旅客機のA319型機やA320型機、A321型機を含むA320シリーズについて、強い太陽の放射によって飛行を制御する機能に必要なデータが破損する可能性があり、現在運航しているかなりの数の機体が影響を受けるおそれがあると発表しました。
エアバスは機体のソフトウエアの改修などの対策を講じるよう航空会社に要請したとしていて、「対策を講じる勧告が運航上の混乱をもたらすことを認識している。ご不便をかけることをおわびする」としています。
欧米のメディアによりますと、10月下旬、アメリカの航空会社が運航していた機体で急激に高度が低下してけが人が出たことが、不具合を発見するきっかけになったということです。
A320シリーズは全日空やアメリカン航空をはじめ世界の航空会社が保有し、欧米のメディアはおよそ6000機が影響を受ける可能性があると伝えていて、運航への影響が懸念されます。
Posted at 2025/11/29 10:11:27 | |
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