来年度税制改正 EVに重量に応じた課税 導入の方向で検討
2025年12月6日午前5時15分
税制改正
来年度の税制改正で焦点の1つとなっている自動車関係の税制をめぐり、政府・与党は、ガソリン車より重く、道路への負荷も大きいとされるEV=電気自動車に、重量に応じて課税する新たな仕組みを導入する方向で検討に入りました。
EV=電気自動車は、一般的にガソリン車よりも重く、道路に与える負荷も大きいとされる一方、税負担が低く抑えられていることから、来年度の税制改正で課税を強化するかどうかが焦点の1つとなっています。
これについて政府・与党は、EVの重量に応じて課税する新たな仕組みを導入する方向で検討に入りました。
具体的には、▽排気量に応じて課されている自動車税に、重量に応じて課税する新たな仕組みを導入することや、▽自動車重量税に、重量に応じた特例加算を設けることが協議されています。
ただ、自動車業界からは負担の増加を懸念する声も出ていて、5日の自民党の会合でも「EVの普及を進める中で、間違ったメッセージにならないようにすべきだ」という意見も出されました。
政府・与党は今後、詰めの議論を行った上で、来年度の税制改正大綱に盛り込む方針です。
一方、焦点の1つの、防衛財源を確保するための所得税の増税について、自民党内からは、増税と同時に「復興特別所得税」が引き下げられることで負担額は変わらないとして、再来年1月から始めるべきだという意見が出ていて、今後、日本維新の会との間で最終的な調整を行う方針です。
Posted at 2025/12/06 08:42:45 | |
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