
懐かしき路面電車の記憶 伊達「掛田駅」...半世紀前の姿に復元
2023年01月31日 09時25分
ミュージアム機能を持つ待合所となった「掛田駅」
福島交通(福島市)は30日、伊達市霊山町に「路面電車ミュージアム」をオープンした。かつては路面電車の駅舎で、現在は路線バスの待合所として使っている「掛田駅」を改修して半世紀前の姿に復元、路面電車の備品や当時の写真などを展示している。
路面電車は、福島市と伊達市の保原町や霊山町をつなぐ路線だったが、1971(昭和46)年に廃止となった。改修した掛田駅は当時の終着駅で、現在唯一残る駅舎となっていた。
運行していた福島交通は、市民に路面電車の記憶を残してもらい、路面電車ファンらの新たな交流拠点にしようと準備を進め、ミュージアム機能を持つ待合所に改修した。
館内には保管していた資料をはじめ、元運転士や元車掌から提供されるなどしたブレーキハンドルや運行ダイヤ、当時のにぎわいを撮影した写真などを展示。初日から地元住民が次々と足を運び、当時を懐かしんで思い出話に花を咲かせていた。
福島交通の八巻健乗合営業・逓送課長は「利用者には昔を懐かしんでもらい、若い世代には当時のにぎわいを感じてほしい。全国から路面電車ファンが集まってくれたらうれしい」と話した。入館無料。時間は平日午前9時~午後5時。問い合わせは福島交通福島支社(電話024・535・4101)へ。
Posted at 2023/01/31 12:39:34 | |
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