全国的に大気非常に不安定 北海道で記録的大雨 東北で猛烈な雨
2025年10月1日午前6時06分
(2025年10月1日午前11時56分更新)
大雨情報
上空の寒気などの影響で全国的に大気の状態が非常に不安定になり、北海道では記録的な大雨となっているところがあるほか、東北でも猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒してください。
気象庁によりますと、上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で全国的に大気の状態が非常に不安定になっています。
この時間は北海道や東北などで雨雲が発達し、午前11時半までの1時間には宮城県仙台市宮城野区付近でレーダーによる解析でおよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
また、午前11時20分までの1時間には北海道登別市で87ミリの猛烈な雨が降りました。
北海道の胆振地方では1日朝、雨雲が急激に発達し、北海道白老町森野で観測史上最も多い1時間に123.5ミリの猛烈な雨を観測するなど、「記録的短時間大雨情報」が2回発表されました。
白老町森野では、午前10時までの6時間雨量が327ミリと観測史上最も多くなり、平年の10月1か月分を上回る大雨となっています。
これまでの雨で北海道と宮城県では土砂災害の危険性が高まり土砂災害警戒情報が出されています。土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒してください。
大気の非常に不安定な状態は、▽西日本では1日夕方にかけて、▽南西諸島と東日本、北日本では2日にかけて続き、雷を伴って激しい雨が降り、北海道などでは局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
2日昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▽北海道で180ミリ、▽東北で100ミリなどと予想されています。
気象庁は、北海道や東北以外の地域でも土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに、落雷、竜巻などの激しい突風、それにひょうに注意するよう呼びかけています。
竜巻などの激しい突風は発達した積乱雲に伴って発生します。冷たい風が吹くなど積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
Posted at 2025/10/01 12:00:49 | |
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