
運転免許証とマイナンバーカードが一体化? SNS上では「カードが減るのは大歓迎」「紛失したらどうなる?」などの声 ー くるまのニュース
https://kuruma-news.jp/post/817491
一体化するメリットとしては「住所変更手続きをワンストップ化できる」ということらしいです。
住所変更手続きは、市区町村の役所の窓口で、「住民異動届」に必要事項を記入した「転出届」を提出し、「転出証明書」を受け取ります。
次に転居先の市区町村の役所の窓口で「転入届」と、前の市区町村で受け取っている「転出証明書」を提出します。
このときに合わせてマイナンバーカードの住所変更をします。
そして新しい住民票を取得して所轄の警察署で運転免許証の住所変更をします。
運転免許証の住所変更を省略できるのが「ワンストップ化」らしいです。
定期的に人事異動で住居地が変わる方でないと住所変更手続きをメリットと言われても、実質的な事柄としてメリットとは思えません。
この記事では「持つ枚数」に論点を置いていますが優先度の高い事項でしょうか?
以前も書きましたが、免許証紛失時の再発行は「無免許状態」が短くて済むシステムが出来ています。
しかし、マイナンバーカードの再発行には時間がかかります。
運転免許証の再発行は運転免許センターに行けば即日発行されます。
マイナンバーカードの再発行は、現状約1か月かかります。
2023年2月17日に政府は今秋までに最短5日で再発行できるようにすると言っています。
一体化されると再発行されるまでは「無免許状態」が長くなるのです。
持つ枚数が1枚減ることの方が「無免許状態」が長くなることより大事なのでしょうか。
仕事で日常的に車を運転する必要があるのに、再発行されるまでは運転をすることが違法行為になります。
仕事で日常的に車を運転する必要がある方は、紛失=仕事ができない期間が長くなるリスクが発生します。
マイナンバーカードの再発行期間が現行の運転免許証の再発行期間と同等にならないなら一体化は反対です!
今日も、ご安全に。
【参考】
マイナンバーカード、再発行最短5日で 24年秋までに ー 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA1714R0X10C23A2000000/
【おまけ】
マイナンバーカードに他人の情報が入っていた問題は解決したのでしょうか。
報道はミスを伝えることはしても、解決や改善した結果を報道しませんので「その後」はわかりません。
同じようなことが運転免許証の情報の移行で発生しないと誰が言えるのでしょうか。
情報を集約する時には必ずミスが発生します。
厚生年金番号の「名寄」で発生し、マイナンバーカードでも発生しています。
これが運転免許証の情報の「名寄」では発生しないと誰が言えるのでしょうか。
ある日、免許証提示を求められてマイナンバーカードを提示して免許証情報が入っていなかったら無免許として「現行犯逮捕」されても警察のミスではありません。
罪を認めなければ勾留期間の最長10日間、家族とも連絡が取れない状態になる可能性があります。
場合によれば延長されて20日間になります。
Posted at 2024/09/07 05:13:45 | |
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