
「陳謝し撤回」と報じられる度に思うことです。
◆新潟 上越市長 兵庫 三田市のコメ「まずい」発言 陳謝し撤回 ー NHK NEWS WEB
(2025年7月9日 掲載)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250709/k10014858351000.html
2025年7月1日の委嘱状交付式の懇談の場において兵庫県三田市に住んでいた上越市の中川市長が30年以上前に食べていたお米の感想として「美味しくない」と発言したことについて各所からのクレームがあり「陳謝し撤回」の会見に至っています。
「上越市のコメがおいしいと伝えたかった」としていますが言われたものはたまったものではありません。
◆兵庫 三田市長「強い憤り」 新潟 上越市長”まずい”発言で ー NHK NEWS WEB
(2025年7月10日 掲載)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250710/k10014859421000.html
兵庫県三田市の田村市長は10日、記者会見を開き、「農業者や関係者の努力や思い、そして今後の風評被害の影響を考えると、強い憤りを感じていることに変わりはない。謝罪をされたからといって受け入れることはできない」などと述べています。
「陳謝し撤回」の会見をしても当事者が許すかどうかは別の話です。
仮に許したとしても「こういことを思っている人なんだ」という気持ちは残ります。
自民党の鶴保庸介参議院予算委員長が参議院選挙の応援演説で能登半島地震の被災者が居住する自治体以外でも、住民票の写しを取得できるようになったことに触れ「運のいいことに能登で地震があった。緊急避難的だが金沢にいても輪島の住民票がとれるようになっていって『やればできるじゃないか』という話をした」などと発言したことで7月9日に「陳謝し撤回」しています。
吐いた唾は呑めないことを知らないのでしょうか。
「陳謝し撤回」の会見をすれば許されると思っているとしたら馬鹿にされた気持ちになります。
ちなみに上越市の中川市長はいくつかの前歴があります。
2022年には、商店街の将来を考える会議で上越市にある直江津商店街について「直江津に商店街はない」と発言。
2023年には、市内にある私立高校2校に関して不適切な発言。
2024年6月6月18日、議会での企業誘致に関する答弁の中で「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。頭のいい人だけが来るわけではない」などと発言。
今年10月に上越市では市長選があるようです。
市民に「信を問う」として出馬するんでしょうね。
【おまけ】
『やればできるじゃないか』で嫌な記憶が蘇りました。
休日当番から客先に「対応しろ」の一点張りで話にならないと相談の連絡が来ました。
その客先の担当者には連絡がつかず困っていると言うのです。
仕方なく突然の休日返上で対応することに。
作業に11時頃から20時頃までかかっり途中トイレと缶コーヒーを1本飲んだだけです。
本来なら2人でする作業を1人でやったので昼食を食べる間もありませんでした。
作業が終了してやって来た客先の責任者が言ったのが「やればできるじゃないか」です。
そこからは「やればできるのに対応できないと言うのは何事か」と延々聞かされました。
それでは気が収まらなかったようで営業日に上司にクレームの連絡がきていました。
それ以来『やればできるじゃないか』と発言する人は実現するためにどのような苦労をしていようと自分の思うように「できる」ことしか考えないんだと思っています。
消えてしまった休日は数少ない子どもとの時間だったんですよね。
Posted at 2025/07/12 01:45:32 | |
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