
世界の空で「ジャンボ」の愛称で親しまれ
現在も多くの乗客を乗せて国内外を飛んでいる
ボーイング(Boeing)社の747型旅客機が
1969年2月9日に初飛行しました。
ボーイング747は、本来米空軍の輸送機として
開発されましたが、ロッキードC-5Aギャラクシー
が受注に成功し、軍用機としては敗れましたが
ボーイング社はこの技術を民間用に転用し
大型旅客機を作ることとし当時乗客数が拡大していた
各国の主要な航空各社からの発注の意思表示を得て
1966年7月28日に生産を決定して1968年までに、
標準型の747-100・重量増加型の747-200が発表と
急ピッチで進められます。
1号機のロールアウトは1968年9月30日
そして1969年2月9日に初飛行に成功し同年12月30日に型式証明を得ました。
航空会社への納入は1973年4月から始まり、日本では
日本航空(JAL)が最初の747(747-200F)を受け取ったのは
1974年9月の事でした。
その後ジャンボは、短距離路線用の「747-SR,」
2階の客席エリアを延長してエコノミー席を増設した「747-300(SUD)」
小型化して航続距離を伸ばし世界中のどこへでも無着陸でいける
「747-SP」、空気抵抗を減らして燃費を改善・操縦システムを完全に見直
して二人乗務員制を採用した「747-400」 などに発展してゆきます。
しかし最近の航空事情もあり、次第に新しい航空機に変わりつつあります。
ジャンボは1960年代に開発され、既に就航から40年以上となります。
当時の搭乗者の爆発的な伸びに寄与したものですが、
需要が停滞した現代では時代遅れは否めませんが
半世紀に近い航空市場を形成した成果は価値があったと思います。
JALも再建案の中で旅客機から747の廃止を発表しました。
日本の空からジャンボがなくなる日もそう遠くありません。
ブログ一覧 |
飛行機 | 趣味
Posted at
2010/02/09 23:03:30