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2011年06月23日

グラマン F6F ヘルキャット の初飛行

グラマン F6F ヘルキャット の初飛行 たぶん、日本で好まれない飛行機は

爆撃機ではB29 スーパーフォートレス、
戦闘機ではこのF6F ヘルキャットでは
無いでしょうか?





太平洋戦争を経験した方にお話を 聞くと
機銃掃射をしてくる米軍機はみんな「グラマン」の話が
出てきます日本で「グラマン」と言うと、ヘルキャットを指す場合が多く
確かにあまりよいイメージがあるとはいえない飛行機ですね

ネーミングのヘルキャットも猫の種類ではなく
性悪女、意地の悪い女というスラングから
来ています。

太平洋戦争の開始当初、驚異的な性能で
圧倒した、零戦に対して「打倒!零戦!」を掲げて
作られたF6Fの初飛行は、1942年の6月23日
そのスタイルは、決して美しいものではなく
単純に製造しやすい骨ばった形状で
頑丈である ことに重点が置かれました。

癖がない操縦性は、未熟なパイロットにも扱いやすく
熟練パイロットを育てる時間を短縮し
生残率を高める為に、パイロット背面の堅牢な装甲板、
防弾フロントガラスの他、96キロに及ぶ装甲がコクピットにも張り巡らされ
同様の装甲が、燃料タンクとエンジンにも施されました
この点は、格闘戦の運動性能を重視した為、装甲板など
皆無の日本の戦闘機とは大きく異なります。

また、エンジンも限られた出力の機関で
最大限の性能を発揮するため極力まで軽量化された
零戦に対し、大出力のP&W R-2800-10を得て余裕のある設計がなされた
F6Fは全く正反対の性格の戦闘機であり、まさに大は小を兼ねる
といった感のある設計です。

この無難で堅実な設計が、対日本機に多いに性能を発揮し、
終戦まで日本機を駆逐して行くのですが以外にもF6Fの退役は早く
太平洋戦争終盤から徐々に第一線からは引き揚げられ、
第二次大戦が終結すると急速に退役してゆきます。

これは、あくまでもF6Fが、後継機であるF4Uコルセアまでの
ワンポイントとして米国海軍に採用された為で、残ったF6F
は戦後、一部が西側諸国へ供給されましたが、多くが標的機として
最後を迎える事となります。戦時中華々しい活躍をした戦闘機としては
ちょっと寂しい終わり方ですね・・・・・

しかし、F6Fが日本人に与えたインパクトは、大きく航空自衛隊が
F-104スターファイターを採用する時にライバルになったのは

https://minkara.carview.co.jp/userid/360315/blog/21381013/

グラマンF-11を改良したスーパータイガーでした、
当局者の頭の中には、戦時中さんざん痛い目を見た「グラマン」の幻影が
あったのかもしれません。

画像は、仏エレール社のボックスアートです。
F6Fのボックスアートは米海軍のものが
航空母艦を背景にしているか日本機を相手にしてるものが多いのですが
戦後にフランスへ供給されたF6Fを描いたエレール社の物は
背景のインドシナの風景とマッチしていい絵だと思います。











ブログ一覧 | 飛行機 | 趣味
Posted at 2011/06/23 22:40:22

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この記事へのコメント

2011年6月23日 23:31
2000馬力のエンジン積んだアメリカの軍用機は迫力有りますね。

大戦中のレシプロ戦闘機の頂点はP51ムスタングだと思いますがドイツのTa152も高性能を誇ったようです。
グラマンの機銃掃射、空母艦載機なので制海権も制空権も無くなった日本本土は簡単に艦載機の攻撃の的になったようですね。
松山空港周辺に有る掩退壕には機銃掃射の弾痕が生生しく残っています。

国産戦闘機もガソリンのオクタン価さえ良かったら高性能な機種も有りました。
液冷エンジン搭載の飛燕を空冷化した烈風がその代表ですね。
好き嫌いで言えば単座戦闘機では有りませんが100式司偵は大好きな機種です。


なんかお互いオタクのようですねwww
コメントへの返答
2011年6月24日 0:22
おばんです

日本機と比較すると米軍機は総じて
大柄ですね、ムスタングも他と比較すると
小さく見えますが、零戦と並べると相当
大きな飛行機です。

フォッケウルフ Ta152は確かに最高水準
の戦闘機ですが、生産数が150機程度なので、量産化という面も含めると戦後も長く
使われたムスタングに軍配が上がるのでは
と思っています。

飛行機も車同様にその国のお国柄が
出るので中々興味深いですよ
イタリア機なんかは単体では性能が
大変よいのですが量産すると・・・・

日本の場合は技術は優れていても
国力の問題から量産する事が
出来ず計画で終わった飛行機も
数多く存在します。その悔しさが
戦後の民需に繁栄して技術大国
になったのかもしれません

百式新司偵のスマートなスタイルは
大戦機の中でもぴか一です
私も好きですよ♪

さて、オタク的なことで訂正させていただきますが、3式戦闘機飛燕の空冷化した戦闘機は5式戦闘機ですね、残念ながら烈風は零戦の後継機として作られましたが試作機のみで実戦には登場していません。
しかも、この烈風、実は大戦末期に松島湾に墜落しており今もどこかに眠っているようですよ・・・・

長文失礼しました・・・オタクなもので・・・
2011年6月24日 0:13
F6Fですか…やはり大戦中の機銃掃射のイメージが強いのですね~。

機体の考え方自体は基本に忠実。
見た目とは異なる意外と高い運動性と安定性、パイロットが安心して乗れる耐久性&信頼感…ある意味で戦闘機の見本みたいな機体なのですが。

オヤジの昔話ですが…
終戦間際に高松付近にいたオヤジたち。
頭上を飛びゆく米艦載機を発見すると双眼鏡片手に漁船をチャーターして追っかけていったそうです。
なぜか…攻撃前に投下する増槽を拾うため♪
戦闘機の残燃料としては乏しくても、集めればそれなりの量になる上元が航空機燃料なので配給された燃料で薄めても…アラ不思議♪ (国内では入手困難な)高品質燃料の出来上がり♪
…なんてことを部隊の内職でやってたそうな。
最後には憲兵にバレてほとんど持っていかれたそうですが。
コメントへの返答
2011年6月24日 0:35
やはり、そうですか・・・・

この、なんとも色気が感じられない
戦闘機なので、悪役のイメージが
なお更なのかもしれませんね

戦中の裏話はよく聞いたのですが
庶民はたくましいですね

F6Fの欠点は主脚が機体重さで
よく折れたようですが、すぐに
控えがあって飛行機はすぐに
補充されたようです。

敵地に落ちた友軍機のエンジンを
闇夜に紛れて奪取に向かう日本
とは、国力がえらい違いですね・・・・
2011年6月24日 20:27
そうでした。

戦後米軍が持ち帰って飛行試験したのは5式戦でした。

極めて良好な評価だったと読んだことが有ります。

大戦中の戦闘機が今でも飛行可能な状態に有るのは凄いことですね。

ゼロ戦や隼までオリジナルのエンジンで飛んでいるのですから恐ろしい話です。

動画サイトでドイツのMe262が飛んでいるのを見た時には椅子から転げ落ちましたwww
コメントへの返答
2011年6月25日 0:05
おばんです

ベテランの飛行機を動態保存って
考えてみると、クラッシックカー
なんてものではないくらい維持費
掛かりますから、凄い事ですね
さらに、Me262となるとジェットですからね
驚きです。

かなり前になりますが、零戦とムスタング
が来日した時に茨城まで見に行きましたよ♪

2011年6月25日 0:05
こんばんは。
どうしてもヘルキャットとか大戦機の話になると戦場まんがシリーズを思い出します。
復讐を埋めた山でしたっけ?あれが印象に残っています。
退役が意外に早かったのは知りませんでした。
近くに川崎重工がありますが戦時中はB-29の護衛で飛んで来ていたかもしれないですね。
コメントへの返答
2011年6月25日 0:20
おばんです

戦場まんがシリーズでは
結構ヘルキャット出てきますね

私は、同じ巻に収録されている
「アクリルの棺」が好きですよ
2011年6月25日 0:33
自分がF6Fで凄いと思うポイントはパワーや装甲よりも
翼の折り畳み方ですね。
デカい機体のわりに格納庫のスペースをとらない翼の
収納方法は素晴らしいと思います。

アベンジャー雷撃機もですが、複雑な機構と高い部品精度
を要求される方式なのでアメリカのハイレベルな工業力を感じます。

日本も少数なら高い精度の兵器を造れましたが
大量生産となると粗製乱造になりがちだったようですね。
戦前からベルトコンベアによる大量生産のノウハが確立
されていた国との差をこういった部分からも痛感します。
コメントへの返答
2011年6月26日 0:57
おばんです

この翼の折り方はグラマン
独特のものでF4Fワイルドキャット
でも使われた大変有効的な仕組みですね

また、主脚も90度ねじりながら収納される
などの技術の高さが感じられます

このような物をすぐに量産できる体制が
出来ていた米国の工業力の大きさが
感じられます。

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