「最後のガンファイター」LTV・F-8 Crusaderの初飛行

Crusader（十字軍戦士）の愛称を持つ

米海軍の美しい戦闘機　F-8 Crusader

1952年に出された米海軍の超音速戦闘機要求に、
チャンスボート社が答えた、まさにこれぞ“戦闘機”

新谷かおる作の傭兵戦記漫画
『エリア88』において主人公の
風間真初代の愛機としても登場しているので
ご存知の方も多いかもしれません。





この、F8U Crusaderの初飛行は、1955年3月25日の事
「ツーポジションウィング」という離着艦時に油圧で主翼を
持ち上げて取り付け角度を変える独特のシステムを採用し
離着艦時の安定性を高め胴体の先端にコックピット配置せる
事により、極めて視界に優れている機体となっています。



また、軽快な運動性と4丁の20mm機関砲を搭載したF-8は
一時期はF-4のＭｉｇ撃墜数を上回ったこともあった為、「最後のガンファイター」と呼ばれ、



その後、ベトナム戦争による米海軍戦略の変化で
戦闘機にも爆撃機能力が要求されますが



それに対応できたF-8は、汎用性に優れており1957年～1970年代後半迄の
長きの間、第一線に配備された傑作戦闘機の証ではないでしょうか。