
往年の映画ファンなら
一度は見たかもしれません
1969年のイギリス映画
『空軍大戦略』(Battle of Britain)
この映画は、第二次世界大戦中
ドイツ空軍とイギリス空軍の間で行われた
バトル・オブ・ブリテンが題材となった映画です。
現代と違い、世界各国から集められた
飛行可能な大戦機が集められた撮影された
迫力は今、見ても素晴らしい航空映画です。
さて・・・劇中では、イギリスの誇る美しい名戦闘機
Supermarine Spitfireが活躍シーンが多く見られ
これはこれで良いのですが
実際は、最新鋭のSupermarine Spitfireは、部隊数が少なく
主軸として働いたのが・・・
HAWKER "HURRICANE"
Spitfireと比べるとちょっと無骨な英国機です。
1930年初めにイギリス空軍省は、防空戦闘機の交代を計画仕様書
全金属製、最高速度400km/h、7.69mm機関銃4丁という要求をメーカーに打診
しますが、世界恐慌の煽りで却下となります。
その後、ホーカー社は自社開発に取り組み
1934年ロールス・ロイス社がPV.12 エンジンが開発に成功た事から
当初の設計を見直し1935年には組み立てが開始され
HAWKER "HURRICANE"は1935年11月6日に初飛行が行われました。
モノコック構造を採用した最新戦闘機とは対照的で
前時代的といわざるを得ない旧式な構造ながら
軽くて頑丈でもあり、その余裕のある構造から戦局に伴う改良への適性
が認められ、約14.000機が生産され、内1.400機はカナダで生産されています。
先に書いたバトル・オブ・ブリテン当時は26個戦闘機中隊に増強されており
Spitfireの17個中隊と比較しても数が多いことから、"HURRICANE"は必然的に
バトルオブブリテンにおける勝利貢献、中東、アフリカ、インド、オーストラリア、香港、
ブルネイ、シンガポールなど、Spitfireの手が届かない地域ほとんど全ての戦線で
大戦を通し使用されることになります。
◇ホーカー ハリケーン
諸元一般
乗員 1名
全長 12.19m
翼幅 12.19m
最大離陸重量 3.950kg
エンジン ロールスロイス マーリン20
液冷V-型12気筒 1.185馬力
性能 最大速度 547km
航続距離 965km
武装 4×20mmヒスパノ砲
爆弾 110Kg×2、または230Kg
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Posted at
2014/11/07 00:04:19