
暖かな日が続いております
各地からは、桜の便りも
届いておりますねっ
仙台の桜の開花予想は
平年よりも、やや早く
4/4になっております。
さて・・・
桜の名所、仙台市内の西公園に鎮座する
こちらの蒸気機関車が、昨年末にお色直しされました。
西公園のSLお色直し 68年に引退C60型
仙台市青葉区の西公園で、45年前から展示されてきた蒸気機関車(SL)C60型が、お色直しをしている。西公園の再整備計画の一環で、本格的な修繕は初めて。まずはすっきりと塗り直しを済ませた。年度内には雨風から車体を守る屋根も取り付けられ、西公園のシンボルの一つとして新たな輝きを放つ。
SLは国内に現存する唯一のC60型。お色直しは10月末に始まった。車体を黒く塗り直す作業が11月末までに完了。現在は屋根の土台の工事を行っている。
仙台市や作業を請け負った業者にSL修繕の経験はない。このためC60型の現役時代の写真を参考にしたり、国鉄OBのアドバイスを受けたりしながら作業している。
屋根を設置した後、来年度は、機関車操車場の転車台と線路をイメージした舗装を周囲の地面に施す予定だ。
市公園課の担当者は「SLを見て、訪れた人に『仙台に来てよかった』と思ってもらいたい。広場でSLを背景にイベントなども開催できればいい」と期待する。
SLは1942年にC59型として製造され、当初は山陽本線で運行された。53年に車輪を追加する改造を行った後はC60型の1号機になり、東北線で特急「はつかり」などをけん引。68年に引退し、翌年に西公園に設置された。
展示開始から半世紀近く風雨にさらされた影響で、塗装ははがれ、腐食が進んでいた。運転室では扉の一部が腐食して外れ、備品が盗まれるなどの被害も出た。このため、市公園課には、補修を要望する市民の声が多数寄せられていた。
東日本鉄道OB会仙台地方本部顧問の長倉徳之進さん(86)は、SLの保存を呼び掛けてきた。「C60型は市内に一台だけ残ったSLで、鉄道の歴史を物語る貴重な資料だ。昔はこういう機関車が走っていたということを、子どもたちにも見てほしい」と作業の完了を待ちわびる。
2014/12/16/河北新報配信
C60形蒸気機関車
C59形の改造により製作された、テンダー式蒸気機関車。
山陽本線、東海道本線などの幹線の電化に伴い、従台車を1軸から2軸に変更して軸重を軽減
C60形として改装され運用。C59形とほぼ同等の性能を有する。
東北本線・常磐線・奥羽本線(秋田駅以北)・鹿児島本線(主に鳥栖駅以南)・長崎本線など、輸送量が比較的大きな反面、電化が遅れている線区で普通列車から特急列車、さらには荷物列車までの運用をこなしていた。特に、東北本線の盛岡駅以北の区間などでは、C61形やD51形とともに、重連、または三重連などで、旅客列車、ならびに、貨物列車を牽引した。
また、青森機関区には、1960年10月のダイヤ改正時に、初めて本形式が配置されたが、奥羽本線では、1960年代の前半までは、青森機関区に配置された一部のC61との共通運用で、急行「日本海」などの秋田駅 - 青森駅間の牽引を担当し、その後も、1968年10月のダイヤ改正前までは、C61との共通運用で、秋田駅以北の区間にて普通列車や荷物列車を牽引した。
1968年の東北本線全線複線電化完成により退役し、保存用として仙台市に移管されたC60 1と
鹿児島本線に転用された数両以外は解体された。
◆形式/C60形
◆動力方式:蒸気
◆製造所:国鉄浜松工場、郡山工場
◆製造日:1953年 - 1955年、1960年、1961年
◆総製造数:47両
◆車両番号:C60 1 - C60 39(戦前型改造)/C60 101 - C60 108(戦後型改造)
◆運用地域:東北/九州
◆運用者:日本国有鉄道
ちなみに、この画像は・・・
現役当時の特急はくつるを牽引する
同型C60 10号機
子供の頃、祖父からもらった白黒写真、
花形優等列車として活躍していた記憶が甦りますねっ
静態保存とはいえ、国内に残るC60現存機なので
お花見で西公園を訪れた際には、足を運んでみてはいかがでしょうか?
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散策 | 日記
Posted at
2015/03/29 10:47:50