
本日、8月16日は・・・
1912年(大正2年)のこの日に
他の大学に先駆けて、
「東北帝国大学(現 東北大学)」は
女性の受験者も受け入れ、合格発表において、
初めて女性3名の名前が発表され
日本初の女子大生が誕生した事を記念して
『女子大生の日』という事になっております。
さて・・・
いつの世も・・・何かとブームが起こる女子大生
以前、
文化放送 ミスDJリクエストパレード でも触れていますが
1980年代、女子大生ブームの
便乗企画として一世を風靡したのが、
1983年4月に放送が開始された
フジテレビの深夜番組「オールナイトフジ」
この時代の女子大生ブームの火付け役となりました。
素人の現役女子大生を多数起用した
この番組、初代司会は秋本奈緒美さんと鳥越マリさん。
そして・・・
「花の82年組」としてデビューし戸板女子短期大学に
1984年に入学(1986年卒)している
松本伊代さんも司会を担当
ブレイク直前のとんねるずも出演。
異例のヒット番組に成長して行きます。
出演している女子大生は「オールナイターズ」という
名前で呼ばれ、「おかわりシスターズ」等の
複数のアイドルユニットが誕生
素人を使ったグダグダ感の番組構成と
「私たちはバカじゃない」は、彼女たちの合い言葉が
当時の何でもありの世相を反映していました。
それまでとは、一線を画す
一人一人はたいしたことない女の子でも、
それがたくさん集まってみんなで楽しそうにガヤガヤやっていれば
何とかなる・・・
この仕掛け人は・・・秋元康氏
「オールナイトフジ」は女子大生ブームを巻き起こし
特別版「オールナイトフジ女子高生スペシャル」(1985年)から派生した
平日のベルト番組が「夕やけニャンニャン」
そして・・・「おニャンコクラブ」が、プロっぽい子よりも素人っぽい子の方が
人気がある、という市場を背景に世の中を席巻することになり
ソロアイドルは淘汰され、ソロアイドルの大きな世代交代が発生する
社会現象へ・・・同様の手法で、単体ではそれほど際立った魅力のない子でも、
グループで束ねれば、全体的に魅力的に見える、今日の「AKB48」へ繋がる潮流に・・・・
なっていると思います。
この時期の、河合奈保子さんは、アイドルから
アーティストへの変遷を歩んでいた時期
「オールナイトフジ」にも
出演がありますが、番組内で歌われている楽曲は、
1985年「北駅のソリチュード」
1988年「メリルストリーブ&サリンジャー」 「ローマでさよなら」 「悲しい人」
1990年 「風に吹かれて」 「美・来」と
いずれも、聴きごたえのある曲を披露されてます。
昨今では、グループアイドルの飽和状態とも言われておりますが
もしかしたら・・・・1980~1990年代に入り
アイドルの「アーティスト化」が進んでいく中で
せっかく頑張って知名度が上がっていった頃に
アイドルのまま成長しなければ、寿命を迎えてしまう、
と言う現実を・・・奈保子さんなりに彼女達へ
伝えたかったのかもしれませんね。
今宵は、奈保子さんが、「オールナイトフジ」で
披露された楽曲より
「悲しい人」
「風に吹かれて 」
「美・来」を・・・
おまけ・・・
ブログ一覧 |
河合奈保子さん | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2017/08/16 21:10:19