
宇宙航空研究開発機構(JAXA)探査機
はやぶさ2の小惑星探査カプセルの帰還
スペースXの新型宇宙船「クルードラゴン」の
打ち上げ成功と・・・宇宙に関しての
話題の多かった2020年でしたが、1950年代は・・・
人間がいつ地球圏を飛び出し宇宙へ旅立つ事が出来るのか
有人宇宙飛行の話題で、世界は持ちきりでした。
しかしそんな世間をしり目に、有人宇宙飛行は、
まだ音速飛行すら達成できていなかったロケット機による
音速飛行による基礎研究延長線上にあるという考え方で
黙々と自分たちの研究に明け暮れていた組織が、
NACA(アメリカ航空諮問委員会)です。
そして・・・
NACAの超高速飛行機研究のきっかけとなった
「ベルX-1」で、世界で初めて音速の壁を破った
米空軍の元パイロットが、 "Chuck" Yeager (チャック・イェーガー)氏でした。
パイロットが恐れていた悪魔「音の壁」の向こうに
人類ではじめてたどり着いた"Chuck" Yeager (チャック・イェーガー)氏が
7日死去されたことが、Twitterで奥様から発表されました。
本人のツイッターで妻が明らかにした。
米メディアなどによると、死因は不明だそうです。
"Chuck" Yeager (チャック・イェーガー)氏は、1923年、
ウェストバージニア州生まれ。高校卒業後に軍に入り、第2次世界大戦では
P-51ムスタングのパイロットとして従軍、戦後間もない1947年10月、
カリフォルニア州の基地で「ベルX―1」を操縦し、史上初の超音速飛行に成功し
空軍で将官まで務め、退役後フォード大統領より名誉勲章を授与
その後もF15戦闘機で超音速飛行を再現するなど、話題を集めました。
初期の宇宙飛行士らを取り上げた
1983年のアメリカ映画「ライトスタッフ」では、
宇宙開発黎明期に活躍したアメリカのテストパイロットと
宇宙飛行士が、命がけで空を飛ぶ姿が眩しく、美しく描かれ
最高にダンディーな半生として詳細に描かれています。
ちなみに・・・映画のクライマックスで
"Chuck" Yeager (チャック・イェーガー)氏が駆るのが
日本で「最後の有人戦闘機」と呼ばれたF-104の
胴体内部にロケット燃料を搭載し、胴体尾部に
ロケットエンジンを増設、延長された主翼とノーズコーンに
姿勢制御用のノズルが追加された宇宙飛行士の訓練機NF-104A
飛行機とロケットの間に存在し、人間の住む場所と宇宙の間に駆け上がるため
高度は、約36kmまで上昇できアグレッシブな機体として3機改造されています。
実際の映画では、NF-104Aでは無く通常の機体が使用されましたが
これを見て、奮い立たない航空機ファンはいないと思います(^^♪
2019年12月10日、エドワーズ空軍基地は・・・
1963年の飛行とその後の墜落事故の映像を発表しています。
アメリカの宇宙開発史にとってなくてはならない
"Chuck" Yeager (チャック・イェーガー)氏の活躍は
これからも末永く語り継がれる事でしょう。
享年97歳・・・謹んで、お悔やみ申し上げます(合掌)
という事で・・・
今宵の奈保子さん動画は・・・
アルバム「スターダスト・ガーデン ‐千・年・庭・園‐」収録
「暁のスカイパイロット~ WHERE HAVE ALL THE STARDUST GONE~」
「林哲司こどものうた童謡集 ~パパからのメッセージ~」収録
「タンポポの宇宙」
アルバム「9 1/2 NINE HALF」収録
「 Night After Night ~星になるまで~」を・・・
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飛行機 | 日記
Posted at
2020/12/09 22:24:05