
春の陽気が一日続いた
週明け月曜日となりました。
今週で・・・年度末・・・
3月も終わりですね~
ここ数日・・・
私事が多忙だった事もありまして
blogの更新が、滞っておりまして
皆様には、ご心配をおかけいたしました。<(_ _)>
さて・・・
本日は・・・ようやく仕上がった
ハセガワ 1/72 ドイツ 28cm列車砲K5E レオポルド です。
初版は、確か・・・1975(昭和50)年
タミヤが、1/35でスケールを統一し起こったブレイクした
ミリタリーキットブームの中・・・
ハセガワは1/72スケールで、ミニボックスシリーズを展開・・・
そのラスボス的な存在だったのが
この・・・列車砲K5E レオポルド でした。
大きさもさることながら・・・
部品点数も、当時としてはかなり多く部品点数は250を超える
ミニボックスシリーズとしては、規格外の商品でした。
長年て手付かずだった ・・・このキット
何時ものようなジャンクキットではありませんが
実は・・・訳アリの品・・・
とある・・・模型店からの頂き物なのですが
理由は・・・搬送中に荷台から落下し中身が・・・踏まれてしまったものです。
ですので・・・細かなパーツが・・・
至る所で・・・折れたり・・・
ひび割れの発生・・・薄いパーツが、歪んでおり・・・
しかも・・・ランナーから外れ袋の中に散らばっている
という・・・結構な難物なんですね~(;^_^A
ですので・・・パーツを瞬間接着剤で
補修してからの・・・キットの組み上げとなっていきます。
まずは・・・
細かなパーツの多い・・・
前/後ある、列車砲の台車を組んで・・・
次にボディーを・・・
ボディーパーツは・・・
踏まれてしまった際に
歪んでしまっているので、お湯に浸して
ゆっくり修正しながら組んでいきます。
列車砲の魅力である、 28cm長砲身
弾薬貨車のクレーンは・・・可動式
段々と・・・その威容が
組みあがっていって・・・・
サフェーサーを吹いて・・・
下地に、ガンメタリックを塗装(^^♪
と・・・ここまでは・・・
順調に進んでいたのですが・・・
3月20日 ・・・宮城県沖を震源とするマグニチュード7.2の地震が発生し
最大震度5強に見舞われた為・・・
棚から落下した・・・列車砲K5E レオポルドは
細かなパーツなどが・・・外れたり・・・
再び折れるなどの被害に見舞われてしまいました。
しかしながら・・・気を取り直して
コツコツパーツを接着し、補修を繰り返して・・・
ようやく・・・完成となりました~♪
1/72スケールとはいえ・・・
ホンウェル1/72のビークロスや同スケールの人間と
並べてみると・・・巨大な列車砲は、迫力満点♪
砲弾だけでも・・・
実物の大きさが想像できますねっ♪
中々、組み上げる事の無い列車砲のモデルですが
少々手間取りつつも楽しい時間を過ごすことが出来ました♪
ところで・・・今回制作した列車砲とは
どの様な兵器だったのでしょう?
重厚長大兵器の代表格と言える「列車砲」は
大砲を運搬する列車の貨車をそのまま砲台として使用する発想から
鉄道の発展と共に生まれ・・・・
鉄道網が発達していた欧米において
19世紀末には各国が、この兵器に対して
こぞって研究が始まり、第1次世界大戦においては
列強各国で、盛んに使用されました。
その中でも、有名な列車砲が、第一次世界大戦で使用された
パリを遠くから砲撃するためのものとして作られた
砲の長さ28m、口径が210mm、有効射程は約130kmという
ドイツの「カイザー・ヴィルヘルム砲」(パリ砲)と呼ばれる巨砲で
人間が作った物体として初めて成層圏に届いた砲弾とされています。
この経験から、有効な兵器として判断された列車砲は
第一次世界大戦後も研究が続けられ・・・開発も継続されました。
その中で、最も成功した列車砲として知られているのが・・・
クルップ社により1934年から1945年にかけて
25両が製造された28cm列車砲 K5(E)
通称:シュランクベルタ(ほっそりベルタ)です。
【28cmK5 主要データ】
口径 28.3cm(283mm)
砲身全長 21.539m(21,539mm)
砲身を含めた全長 31.100m(31,100mm)
砲身仰角 50度(最大)
全備重量 218,000kg(射撃状態)
〃 209,550kg(移動状態)
弾丸初速 1,120m/秒
射程 59~62㎞
発射速度 8発/1時間(1発につき3~5分)
この列車砲が、最も活躍した記録として残っているのが
1944年1月、ローマ南東のアンツィオに上陸した連合軍に対して、
昼間は、トンネルに潜み夜になると・・・一日609発の長距離射撃によって
橋頭堡を壊滅状態に追い込み・・・「アンツィオ・アニー」と呼ばれ恐れられた
「レオポルド」と「ロベルト」という同型の2門の28cmK5列車砲でした。
この2門の28cmK5列車砲は、鹵獲され
アメリカ本国で試験された1門が「レオポルド」
現在は、アバディーン戦車博物館に展示されています。
ですので・・・今回制作した、
ハセガワのモデルには「レオポルド」という名称がつけられていますが、
これは・・・一両ずつ固有名詞の一つなので・・・
28cm列車砲K5の全体の正式な名称ではありません。
この・・・28cm列車砲K5の成功に
気を良くしたからか・・・ドイツ軍は、更に巨大な
「グスタフ」と「ドーラ」の愛称を持つ、80cm列車砲を2両を製造
このとてつもない大きさの列車砲は・・・
7tもの砲弾を約37km先まで飛ばすことができるという規格外の巨砲で
1941(昭和16)年9月から始まったセヴァストポリの戦いにおいて、
クリミア半島南西部に位置するセヴァストポリ要塞の攻撃に使用され
砲撃では計48発の砲弾を発射し10m以上のコンクリートに防護された
弾薬庫も破壊するなど、その凄まじい威力を証明しましが・・・
運用には、巨体さゆえ発射のために約1500人の人員が必要で
しかも・・・専用の牽引車両や線路の敷設や目標を射程範囲にとらえるまでの
インフラを整えるという、膨大な手間もかかりました。
また・・・絶対的な制空権も必要な事から・・・
弾道ミサイルの実用化で、第二次世界大戦後は・・・
長距離火砲の必要性が低下・・・
列車砲の使用はコストに見合わないことから急速に廃れていきました。
ちなみに・・・こちらの写真、1943年に撮影された
「グスタフ」を、ドイツ軍主脳が視察した模様ですが・・・
一人私服で、映る人物は・・・自動車史に残る傑作車を多数生み出した
Ferdinand Porsche(フェルディナント・ポルシェ)博士であります。
という事で・・・今宵の奈保子さん動画は
先日、仙台も・・・観測史上もっとも早い
桜の開花宣言が出ましたので・・・
咲いた♪と言えば・・・ハウスのうどん「花さぬき」
「花さぬき」CM集を・・・
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Posted at
2021/03/29 23:42:36