
現在、当方が使用している
カリブラ嬢のメーカーである
Opel Automobile GmbH(オペル)は
正規輸入はされていません。
日本では・・・とっくに撤退しているので
知らない人が多く・・・
浮き沈みが激しいブランドで
馴染めない方も多いと思いますが・・・・
2017年に、オペルを買収したグループPSAは
2019年12月に、2021年の夏に日本市場での
オペルブランドを再展開する事を決定しました。
「約15年ぶりに・・・オペルが日本に再上陸♪」JR120XEのブログ | Fifty Bellが聞こえる・・・ - みんカラ (carview.co.jp)
これまでも・・・
1927年から輸入販売を行っていた
日本ゼネラル・モータースが・・・
第二次世界大戦勃発に伴い1941年に閉鎖
戦後は・・・
1950年に東邦モーターズが・・・
GMとOPEL・Oldsmobile・Blitz(トラック)の特約販売店契約締結
日本総代理店を務めアメ車一辺倒だった日本市場で
戦勝国資本のレコルトが、人気を博す等・・・
一定の市場規模を誇っていましたが・・・
1975年に施行された昭和50年排出ガス規制に対応できなくなり
更に・・・親会社のGMの方針で・・・
欧州事業に専念した事から、オペル車の輸入は1976年をもって一旦中止・・・
1973年の第一次石油危機で・・・
オールズモビルを含むアメ車の人気が、日本国内で一気に急落した事から・・・
東邦モーターズは、1977年に倒産した安宅産業系の
ロイヤル・モータースからフィアット・ランチアの輸入権を獲得
各車の代替需要を狙いますが・・・
対米輸出向け仕様変更でスタイルが損なわれ
排出ガス規制対策でパワーダウンし、品質的にも最悪の時期にあった
イタリア車の販売は不振で、東邦モーターズは苦境に立たされます。
その後80年代に入り再び輸入再開し後半には・・・
GMとの関係から、客筋が異なるにも関わらず
いすゞも、オペル車の販売に乗り出しますが・・・
バブル期となった日本において、目の肥えたユーザーには・・・
オペル車は・・・極めて平凡な車と映り販売低迷が・・・永く続きました。
この時期、オペルの救世主として登場するするのが
VWとアウディの輸入権を召し上げられた
輸入車業界のドンとして腰を上げたヤナセです。
1993年から、オペルの輸入権はヤナセに移行し、
東邦モーターズといすゞによる輸入販売は終了
VWとアウディの失地回復の為、CMやタイアップ企画で
オペルのイメージ回復しみるみる売上げを伸ばしてVWに迫る勢いは
再びオペルブランドが、定着すると思いきや・・・
GMのバカな販売方針で・・・
輸入権が日本ゼネラルモーターズへ移管され
2001年GMオートワールド店を開設し販売権も変わりましたが
この結果・・・ヤナセはオペルから他社ブランドに販売の力を移し、
オペル取扱店は削減した・・・一方の日本GMは販売網は崩壊し
2006年在庫を処分して・・・GMは日本市場からオペル撤退を決定しまいます。
あれから15年・・・
日本においての過去が、こんな感じなので
いくら・・・巨大な組織グループPSAでも
安心はできないのが・・・ユーザー心理ではあります。
さて・・・前置きが長くなりましたが・・・
ネットを徘徊していたら・・・
で・・・こんな記事が・・・・
オペルのスポーツクーペが帰ってくる?
オペルは、1970年に発売されたスポーツクーペ「マンタA」をベースにした電動レストモッドを発表した。PSAグループ傘下のオペルは現在、ステランティスの抱える14ブランドのうちの1つとなっている。
今回発表されたマンタEVは、正式名称を「マンタGSeエレクトロモッド」といい、コルサeやモッカeなど、オペルとその姉妹ブランドであるヴォグゾールが電動モデル開発を進める中で発表された。
詳細は不明だが、プレビュー画像では、レトロ風のカラースキームと刷新されたフロントエンドが確認できる。オペルは「フルデジタル・コックピット」の採用を約束しており、現行のヴォグゾール車に採用されているようなデュアルスクリーンが搭載されるものと思われる。
エクステリアも最新モデルの影響を受けており、マンタの特徴的なツインヘッドライトとクロームトリムのグリルは、ヴォグゾール/オペルの新しいフロントエンドデザイン「Vizor」へと変更された。
オペルは次のように述べている。
「排出ガスを出さない持続可能な電気駆動により、オペル・マンタは、エンジンやトランスミッションのスペア部品や、古い内燃エンジン車の販売禁止とは無縁の、不滅の存在となりました」
「また、エレクトロモッドは、1970年当時のラインがいかに時代を超越していたかを示しています。半世紀前には彫刻的でストレートだったものが、
今日でもオペルのデザイン哲学に完璧にフィットしているのです」
今後数か月のうちに行われる公式公開で、さらなる詳細が明らかになることが期待されるが、
量産化する可能性は低いと思われる。
2021/3/15/AUTOCAR JAPAN配信
何とマンタが復活するんですね~♪
でも・・・マンタの新モデルと言うわけではなく、
クラシックなエクステリアそのままで電気モーターを搭載する
Restmod(レストモッドモデル)となるらしく
EVで復活とは\(◎o◎)/!です。
予定では・・・年内には再上陸する予定のようですが
コロナ禍の状況でどうなるか・・・まだ不透明な状況ですが
今後、コンセプトモデルとして登場した後に日本再上陸すれば
EVマンタを・・・もしかしたら購入することも出来るかもしれません。
個人的には・・・ラリーシーンで活躍した
MANTA 400 Group.B が印象的ですが
もし・・・本当に市場投入されるのであれば・・・
EVにも少しは・・・興味が沸くかも知れませんね~
ちなみに・・・オペルの日本販売に力を注いだ
東邦モーターズは・・・2008年2月をもって、
自動車ディーラーとしての営業を終了し・・・
現在は不動産会社に業態転換たようですね・・・
TOHO MOTORS TOP / 東邦モーターズ株式会社 (toho-motors.com)
では・・・本日は・・・
懐かしの・・・東邦モーターズ(1975年)オペルカタログをUP致します。
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Posted at
2021/03/18 22:22:24