
5月20日は・・・
1983年のこの日に・・・
河合奈保子さんの著書
「わたぼうし翔んだ―奈保子の闘病スケッチ」が
ワニブックスより発刊された日
この本は・・・
昭和56年(1981年)10月5日に起こった不慮の事故から
復帰までの記録と共に奈保子さんの人々への想いや
人生観等が、ご自身の言葉で率直に語られた素晴らしいエッセイです。
これまでも、何度かご紹介しておりますが
現在、この書籍について多くの方に読んで頂きたいという思いから
河合奈保子さんの著作「わたぼうし翔んだ 奈保子の闘病スケッチ」を必ず復刊しよう!!!さん
さて・・・本日は・・・
河合奈保子さんの著書
「わたぼうし翔んだ―奈保子の闘病スケッチ」に書かれた
こちらの文章から、話をすすめてみたいと思います。
不自由な入院生活の中で、奈保子さんは・・・
大好きな漫画を数多く読まれていたようで
中でも・・・鳥山明さんの「Dr.スランプ」を
お気に入りの一冊に挙げておられます。
「Dr.スランプ」は・・・1980~1984年まで
「週刊少年ジャンプ」に連載された作品で・・・
人間型ロボット 則巻アラレを中心に描かれたギャグ漫画
ロボットなのに・・・
極度の近視で眼鏡っ娘というキャラクターに・・・
普段は・・・眼鏡をご愛用だった
奈保子さんが共感したのかもしれません。
鳥山明さんの作風と言えば・・・
あまりタッチをつけない均一な線が用い作中には・・・
緻密に描かれた車、バイク、ミリタリーが多く登場するのが特徴ですが・・・
影響を受けたのではないか?と・・・当方が思っている漫画の一つが・・・
鴨川つばめさんの「マカロニほうれん荘」です。
この漫画は・・・
1977~1979年まで「週刊少年チャンピオン」に連載されたギャグ漫画で、
当方が・・・今でも都度、読み返してしまう作品です。
毎回のストーリーは・・・主人公の3人
沖田 総司(そうじ)・金藤 日陽(きんどーちゃん)・膝方 歳三(トシちゃん)と
その仲間たちで展開する学園ストーリーが
とにかくシュールでハチャメチャな内容に加え
端々に出てくるマニアックな内容のネタ元に
ニヤリとさせられるシーンも数多くあって
何度読み返しても・・・とにかくめちゃくちゃ面白く飽きないんですね~
例えば・・・ツェッペリンのジミー・ペイジに扮した
トシちゃんがギブソンSGのダブルネック持って出てきたり
ブライアン・メイに似た人物が喫茶店で・・・
クイーンの「華麗なるレース」をリクエストしたりだとかする洋楽ネタ
「ステキなかたね! ブライアン・フェリーみたい。ウフン」と
ホステスに言い寄られるなんてシーンや・・・
お勧めのロック関連・・・エアロスミス、KISS
セックスピストルズっぽいものなんかも・・・頻繁に登場したりしています。
また・・・単行本3巻の表紙は・・・
クイーンの1977年のアルバム「世界に捧ぐ」
扉絵が・・・シン・リジィの「ライヴ・アンド・デンジャラス」の
パロディだったりと・・・
兎に角・・・「マカロニほうれん荘」では・・・
音楽ネタが付きません・・・
子供の頃のこの出会いが・・・その後の音楽的嗜好に
多大な影響を与えてくれていると思います。
そして・・・
緻密に描かれる戦争ネタ
後に・・・戦争劇画で有名になる
小林源文さんのデビュー作である
ジャガーバックス「ドイツ機甲軍団」に収録された
「クリストローゼ」のワンシーンも
こんな感じで・・・使われたりと
「マカロニほうれん荘」で知った情報で逆に本編を
深掘りしてしまうなんて、マニアックな楽しみ方が出来るのです♪
しかも・・・これらの情報は多岐にわたっているので、
これらのいくつかのネタの合わせ技に・・・
スピーディなギャグが交わる事で
今読んでも楽しく読むものを飽きさせることはありません。
現在でもあちこちで・・・「マカロニほうれん荘」が・・・
伝説的な漫画として語られてたりしているのは、
作者の鴨川つばめさんが、殆ど露出する事無く
プライベートが・・・謎めいている事
そして・・・わずか2年余りの連載で全力疾走で駆け抜けた
ロック的な作品だったからかもしれません。
「マカロニほうれん荘」は、随時刊行されているコミックなので
もしよろしければ・・・
皆様もお家時間に読まれてみては・・・如何でしょうか?
という事で・・・今宵の奈保子さん動画は
「わたぼうし翔んだ―奈保子の闘病スケッチ」プレゼント「エスカレーション」
「 わたぼうし翔んだ」復刊投票CF
「わたぼうし翔んだ」を復刊させよう! を・・・
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河合奈保子さん | 趣味
Posted at
2021/05/20 22:51:13