
1980年代音楽メディアの主流は
レコードとカセットテープでしたが・・・
現在においては・・・絶滅危惧種と言っても良いくらい
その存在は・・・忘れられております。
でも・・・押し入れの中から過去に録音したカセットテープや
ミュージックテープが出てきて聴いてみたいと思う方も
いらっしゃると思います。
最近は、若い方がオークションなどで購入したものの
テープが切れてしまい、聴く事が出来なくなってどうしょう
「直してあげましょう」と周りでは言ってくれない。
といった声が聞こえてきますので・・・
器用だとは思わない当方が・・・万人向けだと思う修理を実践してみました。
今回は、特別取り扱いが悪い訳では無いのに、巻き戻しや早送りで
突然切れたリーダーテープの修理です。
でも・・・この方法で失敗した場合に「どうしてくれる、責任取れ」と・・・
言われても困りますので・・・修復はあくまで自己責任で行って下さい。
暫くカセットテープで聴いてなかった
河合奈保子さんのベストアルバム「NAOKO22」
ご覧の様に・・・リーダーテープが切れちゃってますね~
原因は磁気テープとリーダーテープを接合しているスプライシングテープの
経年劣化です。古いカセットでは順次必ずといって起きる事例です。
まずは・・・カセットケースを開けてみましょう
カセットは周辺にあるネジを精密ドライバー外すと
全ての部品が接着でなく手で外せるようになっています。
テープの接合だけなら実際取るのは上蓋のみ黒いシート等には
触れないようにしましょう。テープはほぐれ易いので注意が必要です。
ケースを開けて確認すると・・・プラスチックの経年劣化で
テープを挟み込むハブのハドメにひび割れも生じていたので
接着での修理では無く録音用に購入していた
中国製のテープからスワップする事にしました。
次に磁気テープとリーダーテープを
再度接着テープ(セロテープでも良い)で結合
カセット全盛時代の70~80年代には、電気屋さんや
オーディオショップに接合用テープやメンテ用品が豊富に並べられていましたが
今回はセロテープで代用しました。ただし厚みのあるリーダーテープは
内側でテープ自体が丸まってしまっているため接合部分がセロテープのような
代用品を利用すると再び切れる確率が高いという難点がありますが、
リーダーテープは、リールハブの切れ目によって磁気テープに線が入って
録音時にドロップアウトするのを防ぐ役割やクリーニングテープの役目を
しているいる部分なので、音に直接影響ある部分では無い為、あまり気にせず作業が出来ます。
今回は、無事に音源が復活したわけですが、カセットテープ内部は・・・
案外精密な構造ですので、貴重な音源にリスクを伴うのが不安な方は、
料金はそれなりにかかりますが、専門業者に委託するが、安全かもしれませんねっ♪
と言う事で・・・本日の奈保子さん動画は・・・
アルバム「9 1/2 NINE HALF」より「星になるまで -NIGHT AFTER NIGHT-」
「唇のプライバシー」
「ラヴェンダー・リップス」を・・・
ファンの熱い想いが、ついに結実!
1980年代に、アイドル~シンガーソングライターとして活躍した河合奈保子さん。
1981年におきたステージからの転落事故による入院、療養生活中に綴った心の記録『わたぼうし翔んだ』。
復刊リクエストに多数寄せられた熱い投票(累計288票/2021年6月10日時点)から、2021年夏、新装版として復刊が決定!
可愛らしさと美しさ、歌唱力の高さ、飾らずに優しく気さくで誠実であり続けた河合奈保子さん。
そのデビューから1年余りの1981年10月5日。
18歳のこの日に起きた、リハーサル中のステージからの転落事故により、歌手活動の一時停止を余儀なくされました。
その後、1983年5月に出版された『わたぼうし翔んだ』には、約2ヵ月にも及んだ入院・療養生活中の出来事、仕事への迷い、葛藤や心の動き、10代女性としての思想や感情までもが、ご自身の手による瑞々しい筆致で綴られています。
タイトルにもある「わたぼうし」の由来は、転落事故により病院のベッドで寝たきりになった時に思い出した、中学時代に観た「わたぼうしコンサート」。
もちろん、本書の中にも、このコンサートの様子が細やかに書きとめられています。
転落事故後の心境、療養期間に振り返ったデビューからの出来事、ファンの方への思い、復帰作でもある第7弾シングル「ラブレター」の思い出、コルセットをつけたまま敢行した復帰コンサート… などが綴られた本書は、河合奈保子さんの「歌」への熱い思い、「歌」に対する意識の高まりなどとともに、その後も多数生まれていった「名曲」へとつながっていく重要なポイントにもなっているといえるでしょう。
今回の新装版復刊にあたって、当時の通称・俗称や文体なども可能な限りそのまま掲載し、執筆当時のリアルな本人の言葉や心情がそのまま伝わるようつとめました。また、旧版発行時の装丁にも用いられた、河合奈保子さんの実妹さんが描いたカバーイラスト、本文カットなどもきれいに修復して新たな装丁に用います。
旧版の雰囲気を残しつつも手に取りやすく、読みやすい仕様でお届けします。
当時のファンからの未だ衰えることのない人気はもちろんのこと、YouTube世代の昭和歌謡ファンの間でも再び注目度が上がっている河合奈保子さん。
“アイドル”から“アーティスト”へと、類い稀な変容を遂げたその人となりを知るには、最適な一冊です。
38年の時を経てよみがえる本書を、ぜひこの機会にお手に取ってお楽しみください。
『新装版 わたぼうし翔んだ -奈保子の闘病スケッチ-(河合奈保子)』 販売ページ
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Posted at
2021/09/29 16:27:29