
11月7日は・・・数字が117と並ぶので
117クーペの日なのですが・・・
本日は・・・もう一つの117
姉妹車の関係あたる「117サルーン」について・・・
「117サルーン」???と言われてもピンとこない方も
いらっしゃると思いますが・・・
三菱 デボネアと同じく「走るシーラカンス」という異名をとるほど
15年3ヶ月もの間・・・\(◎o◎)/!生産され続けられた
「フローリアン」と言えば・・・
ご記憶の方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
今回、これも驚きなのですが・・・・
アシェット「スペシャルスケール 1/24 国産名車コレクション」より
11月17日にVol.133 「いすゞ フローリアン ディーゼル」が発売されましたので
いすゞ フローリアンを振り返ってみたいと思います。
1966年に行われた第13回東京モーターショー
ここで、「117スポーツ」として華々しいデビューをしたのが
後にいすゞのフラッグシップを長く務めることになる117クーペ
そして・・・その傍らでひっそりデビューしたのが
シャーシをなどを一部共有したモデル「117サルーン」でした。
「117サルーン」の基本的なスタイリングデザインは、
「カロッツェリア・ギア」のフィリッポ・ザビーヌが担当
「117サルーン」「117クーペ」共にデザイナーがイタリア人なので
帰国子女のお嬢様なのですが・・・
その認知度は歴然となってしまいました(;^_^A
4ドア6ライト(側面の窓が左右で6枚)のウィンドーアレンジメントの
6人乗りのセダンとしていすゞ自身が変更を加え「フローリアン」として
1967年12月に登場する事になった「117サルーン」
「フローリアン」での外観の変更点は・・・
テールライトが視認性を高めるために大型化され、
リアウィンドウの傾斜が強くされた事ですが・・・
「フローリアン」の名前の由来はオーストリア皇帝の純白の愛馬
「フローリアン」から採用されキャッチコピーは
「狼派のベレット・羊派のフローリアン」でした。
基本デザインに出来るだけ忠実に細部を変更し市販車へ投入されたことは
ピアッツァやFFジェミニ等・・・後々まで踏襲される事となり
ヒルマンのノックダウン以降のいすゞの開発陣の
技術の高さが感じられる車ですねっ♪
その名に恥じぬ、スポーツタイプのTSというモデルもあり
丸灯4灯式のヘッドライトにブラックのフロントマスク、つや消し黒の
ボンネットもオプションで用意され、ベレットGTのパワーユニトを
専用チューンしたツインキャブエンジンを搭載。
TSはベレットGTよりひとクラス上の上級スポーツ車として設定されています
また・・・フローリアンより先に登場していたベレットは
4輪独立サスペンションを採用していたのに対し、
フローリアンはリヤサスペンションにリジッドアクスル+リーフスプリングを
採用(フロントはダブルウィッシュボーン+コイルスプリング)
マスターバック付きのブレーキを最初に、このクラスで標準装備し
フロントシートに国産車で初めてシートベルトが標準装備されたなど
安全意識の高い車として知られています。
しかしながら・・・上級の中型車(ミドルクラスのファミリーカー)として
販売された「フローリアン」は、いすゞの営業力の弱さと経営不振から
途中2回のマイナーチェンジのみで車体自体は改良を受けることなく
製造が続けらた事もあり・・・
競合モデルのコロナやブルーバードに大きく水をあけられる結果となり
デザインを一新した後期型では当初の欧州車の様な雰囲気は皆無となり
フロントグリルを独立させた外観は・・・・
一気に無国籍な雰囲気から「プアマンズ・ロールス」と巷で呼ばれる
時代遅れの存在となり社用車、タクシー、教習車といった
業務用としての需要がほとんどだったことから・・・・
1982年(昭和57年)10月 で 生産を終了・・・
1983年・・・GMが立ち上げた「グローバルカー(世界戦略車)構想」へ
当初より参画して作られた「アスカ」に後継の役割を引き継ぐ形で
販売を終了する事となります。
と・・・言う事で、本日の奈保子さん動画は
「フローリアン」が生産終了した1982年のシングル曲より
「愛をください」
「夏のヒロイン」
「フローリアン」が販売終了した1983年のシングルより
「UNバランス」
「疑問符」を・・・
Posted at 2021/11/08 15:04:12 | |
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