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JR120XEのブログ一覧

2024年08月16日 イイね!

ハセガワのMIG-17を作りました~

ハセガワのMIG-17を作りました~毎週台風が接近して・・・

今年のお盆休みは何かと慌ただしいですね

外は湿気がムシムシ連日の暑さが続いているので

こんな時はインドア生活に限ります(^^♪


と・・・言う事で今回は・・・

積プラの中からハセガワ1/72 MIG-17を作ってみる事にしました。



かなり古いキットですが・・・・

時折スポット生産されていますね♪

旧ソ連の航空機は現在は多くのメーカーが出してくれていますが



当時は大戦機を含め旧ソ連の航空機は出廻っておらず

しかも人気もイマイチだった事からMIG-17も常に模型店の肥やしの様に

売れ残っていた記憶があります(;^_^A



資料も少なかった事もあり・・・

凸モールドの仕上げで非常にアッサリとした内容

でも・・・パッケージに書かれた様に

D型、E型を選択して作ることができるキットとなっています。



デカールも国籍マークと機体番号のみというマーキングも非常にシンプル

でも・・・使用する事は多分出来ませんね(;^_^A



さて・・・MIG-17がどんな航空機だったのか?

手っ取り早く言えば・・・

朝鮮戦争でデビューしたMIG-15の改良型です



MIG-15は第二次大戦で押収したドイツの後退翼機の資料をもとに

旧ソ連が完成させた亜音速のジェット戦闘機



大戦を経て朝鮮戦争にも投入されたB-29を始め・・・

レシプロ航空機や創世記のジェット機を

時代遅れの空飛ぶ棺桶にした事で有名な戦闘機です



しかし・・・急遽アメリカ空軍がF-86セイバーを投入すると



半ば強引に戦闘に参加したMIG-15はまだまだ未完成なところも多く

技術的にも不安定な部分があった事から米軍のレーダー管制による誘導や

F-86の優秀な射撃装置で航空優位を保つことが出来ずスコアは

F-86の方が明らかに優勢と言う結果に終わりました。



それでも共産圏の旧ソ連の友好国へ配備が進み15,000機を超える生産が行われました。

この未完成な部分を修正しのMIG-15完成形として誕生したのが

後継機のMIG-17になります。NATOコードネームはフレスコ



形状は・・・前身のMIG-15と変わりありませんが堅実性を求めた形となっており

高速時の安定性はより向上しベトナム戦争などで大活躍旧ソ連の他多くの共産国に

渡り、冷戦時には数多くの国にてライセンス生産を含め非常に数多くのタイプが

配備され使用国は40ヶ国を超えこちらも10,000機以上が生産されています。



さて・・・D型、E型を選択して作ることができるハセガワのMIG-17

違いは・・・機首に機関砲を装備しているのがD型で

機関砲を廃して主翼下にミサイルを搭載したものがE型



デカールが使用できないと判断しストックキットから

今は無き・・・東ドイツ空軍をチョイス



塗装は無塗装銀としてシルバーを筆塗で行いました



短時間でMIG-17D フレスコ完成です(^^♪

共産圏の航空機資料が乏しい時代に特徴を捉えたキットと言えるでしょう。



これまで旧ソ連機はそれほどの数を作っていなかったのですが

西側航空機とのデザイン比較を楽しむにはいい材料かもしれませんね。

Posted at 2024/08/16 23:42:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモデル | 趣味
2024年05月03日 イイね!

Heller 1/40 FIAT CR.42 Falco

Heller 1/40 FIAT CR.42 FalcoGWも後半戦がスタートしました・・・

観光地は混雑している様ですが・・・

こんな時はゆっくりお家で過ごすのも良いものです・・・

さて・・・今回は・・・



久しぶりに複葉機を組んでみる事にしました。

ストックの中から出して来たのは・・・



フランスのモデルメーカーHeller(エレール)のFIAT CR.42 Falcoスケールは1/40です。



このキットはPlastic Toy が1959年に発売の後



Heller(エレール)Artiplast(アルティプラスト)を経て



最近ではチェコのSMER(セマー)が現役キットとして発売している

シーラカンスの様なキットですが・・・



FIAT CR.42 も世界中の航空機がジェット化されつつあった

1950年代まで練習機とはいえ現役だった恐るべき航空機なのであります(;^_^A



さて・・・FIAT (フィアット)と言えば

お洒落な自動車メーカーと思われるかもしれませんが・・・



実は自動車のみならず、自動車関連業、鉄道車両や船舶、航空機の製造などの

イタリアにおける産業分野全般を掌握している巨大企業体で



一時期「フランスはルノーを持っているが、フィアットはイタリアを持っている」

と・・・まで評されておりました。



航空機産業では、1908年には最初の航空用エンジンを開発

第一次世界大戦後、ポミリオやアンサルドといった

小規模な航空機メーカーをファットが吸収し航空機を生産を拡大

イタリア軍に軍需製品を供給しました。



戦後1950年代にはNATO加盟国で共通の軽戦闘爆撃機を

装備する計画に参加、フィアット G.91を送り出しています。



そんなFIAT (フィアット)が送り出した CR.42は

第二次世界大戦前のイタリアでは他国と比べて単葉戦闘機の登場が遅れ

経済的な理由等により機材の近代化が遅れてしまった事で

技術的にもこなれた複葉の戦闘機が進化を続けた事もあり



一見すると旧式のように見えるものの、敵機5機以上を撃墜するなどして

イタリア空軍のエースも生み出しているという

遅れて来た“最強の”複葉戦闘機とも言われる優秀な機体です。



愛称はハヤブサを意味する「ファルコ」

そういえば・・・アニメ 未来少年コナンに登場した





水上機も「ファルコ」でしたね(^^♪



CR.42は1938(昭和13)年5月に初飛行当初は高性能な次世代単葉戦闘機迄の

「つなぎ」としての意味合いが強いものでしたが

840馬力の空冷エンジンを搭載して430km/hの最高速度を発揮し

運動性能とそれに伴う空戦能力についても高評価を受けた事でで採用され



結果・・・イタリアが第2次世界大戦に参戦した

1940(昭和16)年6月10日の時点で

イタリア空軍が保有する戦闘機の実に40%にも上る300機が

CR.42で占められ「つなぎ」と考えていた“旧式機”が主力を担う事になります



しかし・・・高い整備性や運用がしやすく

格闘戦の操縦性能に優れていたため複葉機ながらもCR.42は勇戦

1940(昭和15)年秋から始まったイギリス本土航空戦(バトルオブブリテン)に、

ドイツの同盟国イタリアも参戦する事となり・・・・

その支援としてCR.42は爆撃機部隊によるイギリス本土攻撃の護衛機として増援され



「ハリケーン」や「スピットファイア」といったイギリス戦闘機相手に

CR.42は空戦において、意外な“強さ”を発揮します



これはCR.42が旧式とはいえ基本性能が高かったことを証明するもので

戦後1950年代まで凡庸な性能ゆえに乗り手を選ばなかったことが

練習機として使用されその生涯を全うした事に繋がる結果となりました。



前置きが長くなりましたがキットのスケールは1/40と

微妙なスケールですが、複葉機は小さいのでサイズは丁度良い大きいです。





こんな当時のミニカタログも時代を感じますね♪



キットは少ないパーツで一見組み立ては簡単と思いますが・・・・



複葉機ならでは主翼間支柱が寸足らずで一本づつバラバラなので

調整に手古摺ります・・・(;^_^A



主翼間支柱にある支えの張線(ワイヤー)は・・・

昔ながらのランナーを熱して引き延ばしで・・・



古いキットですが全体のイメージは悪く無く

どう見てもファルコ以外には見えないので良しとしましょう♪



デカールはどう見ても使用できないのですが1/40サイズは通常無いので

ストックキットののSMER(セマー)の物を使用する事にしました。



案外綺麗なデカールなので助かります。







Heller(エレール)のキットにはスタンドが付いているのですが

デカールを拝借したSMER(セマー)のキットには

スタンドが付いていないのでスタンドはストックして



丁度サイズの合うニチモのスタンドがあったので今回はこちらを使用する事に



久しぶりの複葉機でしたが・・・

イイ感じのデスクトップモデルに仕上がりました(^^♪

Posted at 2024/05/03 23:13:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモデル | 趣味
2024年03月26日 イイね!

AIRFIX(エアフィックス)(旧盤) 1/72 Bristol Beaufighter TF.X

AIRFIX(エアフィックス)(旧盤) 1/72 Bristol Beaufighter TF.X 先日に引き続き・・・・

『SPY×FAMILY』絡みで同時に作っていたのが

イギリスが誇る長距離を飛行できる昼間戦闘機

双発の重戦闘機として開発され搭載量に余裕があったことから

レーダーを装備した夜間戦闘機や戦闘雷撃機などとして

多種多様な任務に使用された

Bristol Beaufighter(ブリストル ボーファイター)


こちらは・・・

『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』で

“黄昏(たそがれ)” 事 ロイド・フォージャーが

この航空機を駆って大活躍してますねっ(^^♪





Bristol Beaufighter(ブリストル ボーファイター)は

第二次大戦中は大活躍した航空機で様々なメーカーからもキット化されていますが

当方が資料に使う事の多い文林堂の世界の傑作機シリーズでは

地味な存在の為か何故か未だラインナップされていない・・・ので簡単に



1939年7月17日に初飛行した Bristol Beaufighter(ブリストル ボーファイター)

イギリス空軍の重戦闘機にも使える双発の汎用機も求めに応じる形で

既に採用された沿岸航空軍団向けの双発雷撃・爆撃機



Bristol Beaufort(ブリストル ボーフォート)の実績から

Bristol (ブリストル)社が開発

様々な型が存在し発動機も他機種の生産状況との兼ね合いによって



空冷のハーキュリーズエンジンを搭載した型と



液冷のマーリンエンジンを搭載した型があるという珍しい機体で

同じ双発機としてイギリスの傑作機として知られる



de Havilland DH.98 Mosquito (モスキート)の高性能ぶりの前に

色が霞んでしまう影の様な存在ですが・・・



「ボー」の愛称で親しまれ低空襲撃、爆撃、雷撃に加えて

レーダーを搭載した初期の夜間戦闘機としても大活躍しており



特に夜戦型は、続くモスキート夜戦型へのニーズの検証役としても

重要な位置付けの航空機でした。



ちなみに・・・数少ない純イギリス資本の自動車メーカーのひとつ

Bristol Cars(ブリストル・カーズ)はBAC(ブリストル・エアロプレーン)社が

余剰人員の活用のために設立した会社になります。



と・・・言う事で、今回作ったエアフィックス社のボーファイター は

TF Mk.X「トーボー (Torbeau)」の愛称で呼ばれた



クロップドスーパーチャージャーのついたハーキュリーズMk.XVIIエンジンを

搭載し、低高度での運動性が良くなった複座戦闘雷撃機型

今回作るのは1974年版ですが・・・初版は1964年とベテランキットで



近年 エアフィックス社がリニューアルシリーズ(赤箱)として

発売しているキットとは別物になります。



パーツ数も少ないので・・・

ちょっとした時間があればすぐに組むことが出来ますね♪



全体的なイメージも良い感じ♪



そして・・・どことなく甘い感じも・・・

いかにも・・・エアフィックスです



デカールも補強材を塗って使用する事が出来ました。



正面から見ると・・・機首、プロペラ、カウリング、魚雷といった

ボーファイターの特徴部分が強調されますね



スマートさはありませんが、質実剛健!

無骨な雰囲気を感じる事が出来ます(^^♪





『SPY×FAMILY』をきっかけにストック模型を続けて

組んでみましたが、これはこれで面白いものです(^^♪



ところで・・・エアフィックスと言えば・・・

過去にはマイナー機の BAC TSR-2がアニメ「ストラトス・フォー」で

対隕石地上迎撃部隊メテオスイーパーの使用機として登場



その人気を受けて特別バージョン“TSR-2MS”が発売され

爆発的に売れましたので・・・



今回『SPY×FAMILY』に登場した

Beaufighter(ブリストル ボーファイター)



新金型バージョンでキット化してくれませんかね~

ニーズは結構あると思いますよ(^^♪



Posted at 2024/03/26 22:21:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモデル | 趣味
2024年03月24日 イイね!

モノグラム 1/72 North American F-82G Twin Mustang(ツインムスタング)

モノグラム 1/72 North American F-82G Twin Mustang(ツインムスタング)今年の1月にアニメ『SPY×FAMILY 』イッキ見SPが

放送され何時もの如く正月TVに興味が無いので

以前からちょっと気になっていたアニメだったので

ついつい観てしまいました・・・

『SPY×FAMILY 』は元々少年ジャンプで

2019年3月25日より隔週月曜更新で連載されている漫画

ストーリーは・・・


東西の間に鉄のカーテンが下りた架空の時代

隣り合う東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)では

熾烈な情報戦を繰り広げていた・・・

西国から東国に送られた西国一の凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)は、

偽装家族を作って東国の政治家ドノバン・デズモンドに接触を図る任務の為

精神科医ロイド・フォージャーを名乗り、養子を探して孤児院で

少女アーニャ(心を読むことができる超能力者)と出会い

ヨル・ブライア(殺し屋)を妻役の女性として任美である

オペレーション「梟(ストリクス)」を成功させる為、

即席家族としての生活がスタートする・・・・と言うもの・・・



テレビ東京系列では「Season 1」は2022年4月からと10月からの2分割で放送され

「Season 2」は2023年10月からアニメ放送された作品です。

この「Season 2」オープニング(OP)



何やら怪しい航空機が登場するのですが・・・

お解りになりましたか?



この2機の航空機をそのまま合体させたような奇妙な形状の機体

実は現実に存在した航空機で・・・

F-82「ツイン ムスタング」という戦闘機です。



何故この様な航空機が誕生したのかと言えば・・・



通常、爆撃機の護衛任務などに着く場合、戦闘機のパイロットは

ひとりで長時間の飛行をした後・・・

敵地で友軍機の護衛をしなければならないので

ふたつの航空機を合体させてもうひとりパイロットを搭乗させれば負担軽減



そして・・・第二次世界大戦の優秀戦闘機「P-51(ムスタング)」の

機体部品を流用する事で開発期間やコストの軽減も考えられてたようです。



しかしながら・・・さすがに単純にふたつの機体を繋げるというわけにはいかず

機体後部や垂直尾翼などは大幅に改修・・・

さらに・・・エンジンも左右で回転方向を逆にしており、

設計はほとんどやり直しに近かったそうです(;^_^A



とは・・・言うもの・・・

「ツインムスタング」は・・・1945年の6月15日に初飛行

投入予定であった第二次世界大戦は終戦になりますが・・・



戦略爆撃機B-29の後継機であるB-36が登場に伴い

通常の単発機より長距離を飛べる「ツインムスタング」が再評価され生産が再開



朝鮮戦争時には在日米軍にも配備され主要中央にレーダードームを設置した

夜間戦闘機型は、当時のジェット機では難しかった長距離戦闘や

夜間での戦闘に使われることになりました。



ちなみにツインムスタングのように左右の重心点にコクピットが無い

双胴機でもロール(進行方向を軸に機体をぐるっと回す)中に

パイロットが受けるG(荷重)は通P-51と比べて

そんなに違和感が無いという証言が多く見られ操縦性は意外に良かったようで



珍妙な戦闘機ですが・・・朝鮮戦争開戦直後の1950年6月27日に北朝鮮の

ラボ―チキン La-71機を撃墜し米軍初の撃墜を記録しています(´・∀・`)ヘー



前置きが長くなりましたが・・・アニメ『SPY×FAMILY 』に刺激され

今回はこの・・・F-82 ツインムスタングを・・・

久しぶりに作ってみる事にしました(^^♪



キットは・・・モノグラム製スケールは1/72です。

こちらは何機かストックがあるので、箱がボロボロになっていたのを

引っ張り出してきました♪





確か・・・初版は1973(昭和48)年と古いキットですが

これまでも同社から再版され続けており・・・

更に・・・人気があるのか様々なメーカーがコピーキットを出しているので

どれかは作った記憶があるかも知れません。



モールドは流石!モノグラム1/72でも手抜き無しですね(^^♪



仮止めしてもピッタリ♪



ストレスフリーで組みやすいので・・・あまり細かいことは考えずに

素組で行きましょう~ 凸モールドでもまったく違和感ないし(^^♪



昼間と夜戦のコンバーチブルキットなので

今回は巨大なレーダーが特徴的な F-82G



尾翼のマークは、九州福岡の板付基地電光双槍騎兵マーク(68FIS)



ということで完成です~♪



モノグラムってやっぱり良いですね~!







しかし・・・こんな飛行機実際アメリカではレストアされて

飛んでるなんてすごい\(◎o◎)/!



アーニャも・・・びっくりですね(^^♪
Posted at 2024/03/25 00:30:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | プラモデル | 趣味
2024年03月17日 イイね!

三菱 百式司令部偵察機三型 ARC EN CIEL アルカンシェール 1/50

三菱 百式司令部偵察機三型 ARC EN CIEL アルカンシェール 1/50先日、足車として我家初の三菱車

パジェロミニがやって来た事もあり

少し前からチマチマやっていた三菱の飛行機プラモを

完成させました(^^♪

三菱の航空機と言えば零戦を始め

様々な有名機がありますが・・・・

今回作ってみたのは・・・ストックキットの中から

ARC EN CIEL(アルカンシエール)1/50 百式司令部偵察機Ⅲ型です。



このキットは元々は、往年の模型メーカー「マルサン」から発売され

橋本喜久男氏設計の傑作キットとして高く評価されたキットで

「マルサン」の倒産後は「FUJI」→「サニー」とその金型を使って

販売続けていました。



サニーが発売してから暫く休止していましたが、旧キットのリサイクル市場が

無かった頃はマニア垂涎のキットだった事もあり

アルカンシエールから再販された時期に購入された方も多かったのではと思います。



さて・・・ 百式司令部偵察機とは・・・?

どんな航空機だったのでしょう・・・?



と・・・言う事で・・・ナオコちゃんにも解るように簡単に解説してみると・・・

司令部偵察機は旧日本陸軍が世界に先駆けて前線の彼方にある敵航空基地を

長距離飛行して敵地の奥深くまで進入し偵察できるような専用の偵察活動する機体で



第2次世界大戦前夜、旧日本陸軍航空隊は既に

九七式司令部偵察機を開発し戦略偵察に先鞭をつけていました。



九七式司令部偵察機は、1937(昭和12)年朝日新聞社が計画した

東京―ロンドン間の連絡飛行で、国産機による国際記録を樹立した

「神風号」としても知られていますね。



また・・・1939(昭和14)年に毎日新聞社による世界一周飛行に使用された

「ニッポン号」は・・・こちらは、海軍から貸与された

三菱 九六式陸上攻撃機を改装したものでした。



九七式司令部偵察機は日中戦争やノモンハン事件で前線を越えて

敵地深くまで侵入し戦略偵察に活躍



その活躍に刺激された旧日本陸軍は後続機として「新司偵」を開発、

1940(昭和15)年に採用された機体が百式司令部偵察機です。



「司令部偵察機」略して「司偵」と呼ばれる聴きなれない言葉は

高速性・高高度性・長距離性など戦略偵察に特化した偵察機の事で

いまでいう戦略偵察と言われるカテゴリーになります



この特殊で過酷な任務を遂行する為に百式司令部偵察機は高空を高速で飛行する

ことを目的として、空気抵抗をとことんまで削減したスマートでかつ軽量化された設計が施され



また・・・高速化におけるネックとなっていた空冷エンジンを収める

エンジン周りも、エンジン・カウリング(カバー部分)や

エンジン・ナセル(主翼取り付け部)のデザインに細心の注意を払った設計になっており



長距離飛行を可能とするため燃料搭載量も一般の双発機と比べて莫大な量を搭載する事が出来ました。

護衛無しに単機で敵地奥深く侵入する司偵の任務は危険で

何より生きて情報を持ち帰ることが必須とされただけに



太平洋戦争序盤にデビューした百式司令部偵察機二型は外見が流麗なだけでなく

最高速力が時速600キロを超えるだけに、追い付ける敵戦闘機はほとんどありませんでしたが・・・



連合軍の戦闘機の性能も向上したほか、レーダー兵器などの発達により

戦争中盤以降、百式司令部偵察機の損害も増え事もあり1942(昭和17)年

さらなる性能向上型の開発を三菱重工業に命じエンジンを水メタノール噴射装置を

備えた離昇出力1500馬力の「ハ112二」(海軍名称『金星六〇型』)に換装し



最高速力は時速630キロ

機首とキャノピーを一体化させるなど機体の改良も施したキ46三を

百式司令部偵察機三型として制式採用しました。



この百式司令部偵察機三型が

今回のARC EN CIEL(アルカンシエール)のキットになります。



百式司令部偵察機は当時の列強各国の偵察機はもとより

戦闘機をも凌駕する高性能を誇っており、純粋な戦略偵察機としては

世界的にも異例の1,742機と大量生産が行われ太平洋戦争開戦前から

第二次世界大戦終戦に至るまで、ほぼ全ての戦線で旧日本軍の

重要な主力戦略偵察機として運用・活躍しています。



と言う事で・・・キットの話に戻りましょう

先にも書きましたが「マルサン」が1961年に発売したこのキットは



タミヤが1/48キットを発売するまでの間・・・・



百式司令部偵察機三型の唯一の1/50キット(1/48としても流通)として重要なものでした。

当然ながら古い金型がそのまま使用されているだけに

バリがものすごい状態で取るのに一苦労しますしプラは金属かと思うほど

キンキンに硬いうえ・・・大雑把なパーツも多いのですが何時も通り素組ですが

今回は尾輪がちょっと(;^_^Aと思ったので作り直してみました。



当然、凸線のパネルラインやリベットは、そのまま使い

他のパーツも丁寧に摺合せしてあげれば・・・



60年以上前のキットでも部品はぴたりと決まるのに驚かされます。



流石!往年の名作キット

百式司令部偵察機三型の美しい姿が蘇ります(^^♪



デカールも補強して何とか使えてよかった~(^^♪



古いキットを作る時は、キットの味を活かす事や

時代感を残す事も重要と考えるので・・・



丁寧に作ってお仕舞にするのも良いものです。



あれこれやると限が無いし・・・



当時の名作キットに細かく手を加える位なら・・・



タミヤのキットを作った方がいいですしね・・・



おしまい・・・

Posted at 2024/03/17 23:30:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | プラモデル | 趣味

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何シテル?   06/16 00:08
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