
4月に入り・・・
TVコマーシャルも
春バージョンに変更となっておりますね~
気が付かれた方もいらっしゃると思いますが
現在流れている・・・
オリックス生命の新CMに登場している
車が・・・何と\(◎o◎)/!
いすゞ 117クーペではありませんか~♪
リアからのショットはありませんので
エンブレムでの確認は出来ませんが
外装などの仕様は、異なるものの
シート等の内装から判断すると
この車は・・・51年排ガス規制以降の 117クーペ 1800XTですね
現在、諸事情で・・・車検を車検を切って保管状態にある
当方の117クーペと同じグレード車両であります(^^♪
JR120XEのフォトギャラリー一覧 - みんカラ (carview.co.jp)
さて・・・現在は、普通自動車の生産を行っていない
いすゞ自動車株式会社が、世に送り出した日本車を代表する
傑作の一つに数えられる車として
真っ先に名前が出てくる117クーペですが・・・
GMからの資金と技術の習得により1973年3月より量産化が図られ
XE/XG/XC/XTの・・・大まかな4つのグレードに分けられました。
では・・・今回、オリックス生命の新CMに登場している
量産型となった117クーペ(PA95型)とは・・・どんな車なのでしょう
ナオコちゃんも・・・良く分からないようですので
簡単に振り返ってみる事にしましょう~(^^♪
いすゞ 117クーペが登場したのは・・・1968年12月
1972年までに生産されていたのが・・・いわゆる
「ハンドメイド・モデル」「ハンドメイド117」と通称される
初期形(PA90型)で・・・
当時のいすゞの製造技術では全ての外板をプレス機で
再現することは難しくまた経営状態が芳しくなかったことから
設備投資への余裕も無かったので・・・
この時期の117クーペは、月産台数も30 ~ 50台程度に限定された
小規模生産体制が取られました。
しかし・・・市場での人気とは裏腹に
当時としては非常に高価な172万円の販売価格では
収益の改善までには至らず・・・・
まずは・・・バリエーションを増やす対応として1970年11月に
日本初装備となる電子制御燃料噴射装置搭載モデルECと
1.8LツインキャブレターSOHCを追加・・・
更に・・・普及に対する試みとして1971年11月には・・・
117クーペ 1800XTの直系の先祖にあたる1.8L SOHC車を
シングルキャブレターとした1800Nが追加されますが・・・
コスト高の・・・117クーペは・・・
相変わらず高価な車であることに変わりは無く・・・
いすゞの内情は・・・火の車が・・・続きます。
このスパイラルに改善が見られたのが・・・
1971年に行われた・・・GMといすゞの提携
この提携で、いすゞは乗用車事業の再検討を余儀なくされますが
117クーペについては・・・GMもその将来性に一目置く存在だったことから
GMは、117クーペについて資金と技術を提供
これにより、いすゞは・・・機械によるプレス成型のめどが立ち
1973年3月より、117クーペは
量産化対応する事で、生産コストを圧縮に成功
市場への大量供給が、可能となりました。
この際に、117クーペのエンジンは、無鉛ガソリン対応の1.8L(G180型)、
140ps/6,400rpmエンジンに統一・・・電子制御DOHC車を・・・XE
SUツインキャブレターDOHC車が・・・XG、
ツインキャブレターSOHC車は・・・XC、そして・・・
シングルキャブレターSOHC車にXTのグレードが、設定されることになりました
こうして、全体のフォルムは初期形(PA90型)と
大差はないものの本格的な量産化とコストダウンに伴い
大量供給される事となった117クーペ(PA95型)ですが
どんな部分が、変わったのでしょう?
大まかな点では・・・まず・・・
ステンレスモールの仕上げやメッキなどの品質を一般的なレベルに変更
前後バンパーは・・・若干厚みを増した流線型にさらに
量産当初は・・・一本作りでしたが、分割バンパーに変更となります。
また・・・フロントターンシグナルランプをバンパー上から下に移動
あわせてレンズをアンバー化フロントグリルの横バーが外され、
唐獅子のエンブレムが、単体でグリル中央に装着
フェンダーミラーは・・・
クロームメッキの砲弾型から樹脂製の角型に変更。
リアクォーターパネルに117coupeロゴの入ったリフレクターが装着され
リアコンビランプが大型・横長タイプに変更されました。
これに伴いトランクのキーホール位置を変更
ライセンスプレートは・・・ブラケットをパンパー下に移動されています。
また・・・内装も大幅なコストダウンが図られ
シートは、XEのみモケット張りで他はビニールレザーシートに・・・
メーターパネルもXE以外のグレードは、プレス模様の入った金属製に
ステアリング・ホイールとシフトノブの素材もウッドから
ウレタンへ変更となっています。
更に・・・1975年以降・・・自動車排出ガス規制のため
この年の10月より、規制適合が困難なXGがカタログ落ちし
若年層をターゲットにしたグレードとしてXC-J(JはJoyの略)を追加
XCも電子制御のボッシュLジェトロインジェクションに変更され
インジェクションSOHC車なった為、キャブレター仕様の117クーペは
XTのみとなる事となりました。
今回、オリックス生命のCMに登場した
117クーペをXTと判断した決め手となった内装ですが
こちらの1976(昭和51)年2月のカタログで内装を観て頂くと
XTのみに採用されたシートであることが判断で出来ます。
でも・・・CMを観て頂いた方であれば、インパネのデザインが
カタログと異なると思われるでしょう
こちらは・・・1977年(昭和52)年2月のXカタログですが、
どうやらインパネはこちらのようなので・・・
CMの117クーペは1977年式と思われます。
これは、いすゞユーザーであれば気が付く事ですが
何故か・・・小規模な修正が毎年行われる
いすゞあるあるでして・・・他の車種でも・・・
結構頻繁に発生するので・・・ユーザーにとっては
案外・・・困りものです(苦笑)
そんな一例が・・・
こちら・・・
1977年(昭和52)年2月のカタログ
そして・・・1977年(昭和52)年4月です
どちらもXTで、写真の構図も背景も一緒なのですが
リアエンブレムに4月の画像は・・・5 SPEEDが追加され
内装画像を確認すると・・・上記の
1977年(昭和52)年2月では・・・220kmだったものが・・・
1977年(昭和52)年4月には・・・180kmに・・・
変更となっています・・・???
しかも・・・1977年12月には・・・
大幅なマイナーチェンジが行われ
ヘッドランプが、角形4灯となる117クーペ(PA96型)・・・
それまで4速マニュアルのみだった
丸目量産型の117クーペ(PA95型)で・・・
5速マニュアルを付けていた期間は・・・僅かなのにも関わらず
短期間に、この様な改変が行われたのは
117クーペ(PA96型)への移行期間で、
5速マニュアルテストを兼ねた仕様なのか?
しかも・・・何故・・・
上級グレードではなくXTだったのか・・・・
もしかしたら・・・ダダ単に、5速マニュアルを乗せて見たくて
改修しやすかったのが・・・XTだったのか・・・
いすゞあるあるの中でも・・・謎の多い車であります。
という事で・・・今宵の奈保子さん動画は
オリックスと言えば・・・オリックス・バファローズ
現在、絶好調の東北楽天ゴールデンイーグルスとは共に
阪急ブレーブスを母体とした球団です。
阪急対近鉄戦での 奈保子さんの始球式
そして・・・「神戸ポートピアランド」のイメージソングとなっていた。
「Harbour Light Memories」
カップリング曲「GT天国」を・・・