
レオナルド・ディカプリオ主演の
アメリカの大富豪「ハワード・ヒューズ」の
半生を描いた伝記映画
映画「アビエイター 」(2005年公開)
ご覧になった方もいらっしゃると思いますが
この中で主人公がその開発に力を
注ぐ混む形で登場する巨大飛行艇
1機だけが作られた『ヒューズ H-4 ハーキュリーズ』
この翼幅(スパン)が世界最大の航空機が
ハワード・ヒューズ自らの操縦で
最初で最後の飛行を行なったのが
1947年11月2日のこと
全幅97.51m全長66.65m全高24.18m胴体幅7.42m高さ9.27mの
とてつもなく大きなこの航空機は、皆さんがよく知るボーイング747(ジャンボジェット)
の全幅が59.6m胴体幅が6.12mであることから考えれば、
その巨大さがお解かりいただけると思います。
エンジンはプラット・アンド・ホイットニー製 R-4360 "ワスプ・メジャー"
4列28気筒空冷星型レシプロエンジン × 8/出力: 3,000 hp (2.2 MW) × 8
が備えられましたが、実際に使用されるとすれば出力不足は否めなかったかも知れません
現実、この航空機の当初の目的は
軍需物資の輸送でしたから戦争の終結により
無用の長物、すでに民間輸送でも飛行艇の時代は
すでに過去の物となっていた為、ヒューズの側近
からは、『ヒューズ H-4 ハーキュリーズ』製作は
「最大の愚行」とも言われていますが、この様な巨大な飛行機の
運用に関しての基礎技術は、後のアメリカの戦略爆撃機
大型航空機開発を支えてゆく技術の足跡に繋がって行くことになります。
Posted at 2012/11/03 01:04:32 | |
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