
2012年の年末
ベビー・チャイルド用品のコンビ株式会社より
アルファロメオデザインのベビーカー
「ホワイトレーベル ディアクラッセ アルファロメオ」が
販売された、話はご記憶と思います。
実際の車のシートをイメージしたクッションや、
ベビーカーの細部にエンブレムを散りばめ、上
質で高級感のあるデザインに仕上げられた
http://www.combi.co.jp/campaign/media/images/pdf/fqfp201212_diaclasse_alfaromeo.pdf
この小さな高級車のお値段は、7万3500円
巳年に掛けたのでしょうか?
今年生まれる新生児の方にどれだけ
普及するのか気になるところですね
さて、日本企業とアルファロメオの関わりと言えば・・・
この車・・・・「アルファロメオ・アルナ」であります。
1981年、当時ヨーロッパに拠点がほしかった日産と経営難が続く
アルファロメオ双方の利害が一致して『A.R.N.A.(AlfaRomeo and Nissan Automobili)』
という合併会社を設立、『A.R.N.A.』設立によってアルファロメオは小型主力生産車種の
「スッド」専門のポミリャーノ・ダルコ工場とは別に共同事業によって最新技術の
ロボット生産方式を取り入れたプラトーラ・セラ工場を建設を行なうことが出来、
日産より高度な生産システムと品質管理について多くを学んだとされています。
そのプラトーラ・セラ工場で1983年から1987年まで製造・販売した小型大衆車が
「アルファロメオ・アルナ」二代目『パルサー』のボディとリアサスペンションを日本から輸入し、
イタリアでスッドのボクサー4気筒1.2/1.5ℓを搭載と変速機、フロントサスペンション組み合わ
せを行い「スッド」よりも更に下のクラスとして日産のネットワークで販売されました。
日本国内でもこの提携に呼応して「パルサー・ミラノX1」というグレードが設定され、
日産ディーラーやCMでアルファ・ロメオのエンブレムが使用されイメージ戦略が行なわれました
しかしながら、1986年にフィアットがアルファ・ロメオを買収と同時に合併事業は頓挫し
ビジネスとしては失敗、マーケティング上は双方にもたらすものはほとんどなかったと
されていますが・・・・
日本の生産システムと品質管理を取り入れたアルファロメオは
「スッド」の後継車種「アルファロメオ・33」に活かされたとも言われています。
Posted at 2013/01/05 00:32:41 | |
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