
先日、海上保安庁の
巡視船「おしか」が引退
という事をUPしましたが・・・
その数日前の
2016年1月13日
日航ジャンボ機事故・東の本大震災等で
多くの救難活動を行った
海上保安庁の主力ヘリコプター
ベル212型 MH-930「しおかぜ」が
昨年12月11日のラストフライトを終え
引退式を行いました。
1973年(昭和48年)の導入以来
警戒監視、人命救助などに活躍した
ベル212型ヘリコプターは、近年
旧式化のため退役が進んでいましたが
この MH-930「しおかぜ」の引退を持って
全38機がすべての運用を終了しました。
ベル212は、米国ベルヘリコプター・テキストロン社製の汎用ヘリコプター
当初はカナダ軍向けのヘリコプター・CUH-1Nとして開発されました。
全長17.41メートル、重量3190キロ。
時速約200キロメートルで飛行することが可能で
戦後40周年が過ぎた、ベトナム戦争において
有名となった UH-1 Iroquoisの改良型
海上保安庁には1973年(昭和48年)から導入され
領海や排他的経済水域の海上警備を支え、
海難救助を担う「名脇役」として時代を担いました。
長い間、厳しい救難活動で活動した功労者。
33年間、ご苦労様でした!
日航機墜落、震災…救難へり「しおかぜ」退任
東日本大震災や日航ジャンボ機墜落事故などで活躍した宮城海上保安部所属の救難ヘリ「しおかぜ」が30日、33年間の任務にピリオドを打った。救難出動519件、総飛行距離は地球53周分の約213万6000キロ。岩沼市の仙台航空基地で同日、引退式があり、海上保安庁きっての名機との名残を惜しんだ。
引退式には宮城海保職員や東北海上保安友の会会員ら約70人が参加。塩釜三中の福島梓さん(15)が機体の「しおかぜ」の文字に白い塗料を塗り、別れを告げた。宮城海保の仙石新・部長はあいさつで「33年間、日本の空を駆けめぐった功績は著しい」とたたえた。
しおかぜは、宮城海保の巡視船「ざおう」に搭載される航空機の愛称で、正式名はMH566。米国製のベル式212型で1981年11月、第4管区海上保安部伊勢航空基地(三重県伊勢市)に配備された。
ローターと呼ばれる2枚の羽を備え、全長約17メートル。ざおうには12年2月、震災で被災した先代「しおかぜ」(MH574)の代替機として配属された。震災による行方不明者の捜索飛行は205回を数える。
ざおうの平原文基(あやき)航空長(47)は「ベル式212型は海上保安庁でも一時代を築いた。海の安全安心はベル式212型のおかげと言っても過言ではない」と誇る。
ざおうには第9管区新潟海上保安部の巡視船「えちご」搭載のMH930(ベル式212型)が配備され「しおかぜ」の名を継ぐ。2015/7/1/河北新報配信
Posted at 2016/01/24 00:39:38 | |
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