
連休スタートの4月29日です。
お家時間をいかに過ごすか・・・が
今年も課題のGWですが・・・
今日は・・・予報通り
一日雨降りだった事もあり
模型製作に勤しんでおりました。
今回作ったのは・・・・
1970年代前半にマックス模型より発売された
Dodgeシリーズの中から・・・
Dodge 1.1/2トン WC-62/63パーソナルキャリア
高荷義之画伯の素晴らしい箱絵が魅力的なキットです。
マックス模型は1970年代前半から
先日亡くなられた大塚康生さんの監修により
精密でマニアックな車両をキット化した事で知られており
第二次大戦中“スリークォーター”と呼ばれた
米軍の代表的な3/4トントラックであるDodgeシリーズは、
人気のアイテムとして、マックス模型の倒産後は、
金型が、ピアレス→エアフィックス→トミー→イタレリに
引き継がれて、現在に至る大変息の長いキットであります。
また・・・マックス模型からは発売されませんでしたが
Dodgeシリーズのラストとして、WC-54/アンビュランスが、トミーから発売されています。
さて・・・
今回着手した・・・Dodge WCとは・・・
どんな車両だったのでしょう?
Dodge WCシリーズは、第二次世界大戦中に米国はじめ
連合国軍で使用された、小型~中型の軍用車両で
WCは・・・開発したDodge(ダッヂ)社の社内コード
Wは1941年を表し、Cは0.5トン単位の規格です。
1941年にWCシリーズは、1/2トンシリーズの車両の生産を開始
それまでのVCシリーズを置き換えが進み。WCの1/2トンシリーズは、
WC-1~WC-50まで計50種類のモデル名が存在ます。
1942年になると、改良された、積載量3/4トンシリーズの生産を開始
1/2トンシリーズと同じ4輪駆動で、WC-51~WC-61およびWC-64の
計12車種が、終戦まで生産が続けられ、総生産数は260,403両を誇ります。
この・・・WC-51の車体設計をベースにシャーシを延長し、積載量1.5トンの
6輪駆車両が、WC-62/WC-63で、エンジンはT223を装備
リングマウントを装着し、M2重機関銃を装備する事が可能でした。
3/4トンおよび1.5トンシリーズの車両は戦後も
その汎用性の高さから使用され続け、友好国に供与あるいは輸出され
陸上自衛隊でも、WC-51が使用されています。
民間でも払い下げられた車両やWCシリーズをベースに開発された
民間市販型の4輪駆動ピックアップ Dodge Power Wagon等
1970年代後半まで多くの国で長く活躍したベストセラーとなりました。
では・・・Dodge WC-62/63のキットを見て行きましょう
マックス模型のシリーズは、すべてコンプリートしてあるものの・・・
保管キットとして、一点づつしか手元にないので・・・
以前、中古模型店からパーツに不足があるため
格安で購入したマックスのキットに手を付ける事にしました。
欠品パーツは・・・
愛嬌のあるフィギュアと牽引するカーゴ・トレーラー
このパーツについては、現行のイタレリ製には含まれていませんし
カーゴ・トレーラーについては、別売りもされているので
組み立てには、影響はありません。
まずは・・・シャーシ部分から
組み立てていきますが・・・
細かなパーツが多く、最近老眼が出ている当方としては
組み合わせには結構な労力を必要としますが・・・
マックス模型の拘りを感じさせる部分ですね♪
コンバーチブルキットとなっている WC-62/63 ウインチ無しが、WC-62で
有りがWC-63なので・・・WC-63を選択
ウィンチ部分には、銅線を巻き付けてみました。
面倒な、シャーシを数時間で組み上げれば・・・
ボディは難なく組み上げて、次の工程に・・・
オリーブドラブで、下地の塗装を行った後に
細部を塗装していきます。
ほぼ完成ですが・・・
これだけでは、ちょっと寂しいので・・・
外装パーツの取り付けに加えて、タミヤの同じスケールの
ウィルス・ジープからトライバーを転用してみました~♪
後は・・・デカールなのですが・・・
当然・・・1970年代の物なので経年劣化しておりますので
古いデカールに塗ると透明樹脂のコーティング膜を形成してくれる
マイクロリキッドデカールフィルム(デカール修復液)と
水転写デカールを軟化させ更に接着する成分が入っている
GSI クレオス マークセッター MS232を使用しました。
デカールの状態が、あまりにもひどい場合は使用出来ない事も
多々ありますが・・・今回は何とか使用することが出来ました。
戦車と違い、ソフトスキンと呼ばれる軍用車両は
地味な存在ではありますが・・・
往年の、マックス模型の意気込みが感じられる
細かなパーツ構成は、現在でも通用すると思いますが
当時、作りやすいタミヤのキットに慣れ親しんだ
少年が、何人挫折したかは・・・想像がつきます。
でも・・・こうして組み上げてみれば
大きさは、軽戦車並み・・・そして何より・・・
6輪駆動の車両は、中々の迫力となるので、見栄えも良いですね~♪
という事で、今宵の奈保子さん動画は
作業用BGMにかけていた
アルバム「サマーサマーデリカシー」
アルバム「 DAYDREAM COAST」
「Lady Naoko in Concert BEST ALBUM」を・・・