
手持ち(積プラ)のキットで
ガールズ&パンツァー(ガルパン)に登場する
車両を作るシリーズ
今回は・・・移動用車両として
プラウダ高校が保有している兵員輸送車BTR-70を・・・
DRAGON(ドラゴンモデルズ)の キットを使用して
作ってみたいと思います。
日本では1980年代後半から店頭で見かけるDRAGON(ドラゴンモデルズ)は
香港のメーカーでそれまであまり見かける事の無かった旧共産圏の車両を
出してくれた事で市場では歓迎されたメーカーです。
当時はハセガワが輸入元でしたが現在は輸入代理店が
サブブランド毎に異なっています。
また・・・初期製品の1/35旧ソ連軍関連のキットの金型はロシアのズベズダに
移管されており近年は店頭で見かけることが少なくなってきました。
さて・・・今回作るのはタミヤのT34では無く・・・
箱に入ったこちらの旧ソ連を代表する兵員輸送車 BTR-70
某模型ショップのまとめ売りの際におまけで入っていたキットで
初めから箱は無くパーツも未検品の代物です(;^_^A
実際の箱絵はこんな感じ・・・東ドイツの風景が描かれていますが
ベルリンの壁の崩壊が1989年東西ドイツの統合が1990年なので
90年代初頭に入ってきたこのキットは・・・
まだ・・・東西冷戦の雰囲気を感じさせるものになっています。
初期の型と改良型のコンバーチブルモデルになっていて
それぞれのパーツで初期型が旧ソ連軍・・・
改良型を東ドイツ軍で作る事が出来ます。
ガールズ&パンツァー(ガルパン)においては・・・
最終章でカチューシャ隊長はじめプラウダ高校の面々が
試合観戦時に使用していたシーンにほんの少し登場しますが
プラウダ高校は旧ソ連がモチーフの学校なので
初期型のパーツを用いて作っていく事にします。
ガールズ&パンツァー(ガルパン)の世界では公式試合や練習試合で使用する戦車は
1945年迄の括りがありますが移動手段としての車両については規定がありません
その為・・・
サンダース大学付属高校のコンバットバギーや・・・
ケネディジープの様に第二次世界大戦以降の車両も橋端に見かける事もあります。
プラウダ高校で言えば・・・
前回作った・・・エクラノプランや・・・
レベル 1/144 エクラノプラン A-90 オルリョーノクです♪|JR120XEのブログ|Fifty Bellが聞こえる・・・ - みんカラ
TV版第九話に登場したMAZ-537 牽引車
劇場版に登場したポモロニク級揚陸艦 がありますねッ♪
BTR-70はBTR-60PBの改良型として1972年に採用された
旧共産圏を代表する八輪の装甲兵員輸送車で
旧ソ連では1976~1980年にかけて製造されました。
1979年に始まったアフガニスタンへの軍事介入で初めて実戦投入されますが
ガソリンエンジンの為、被弾した際に発火・炎上しやすいという弱点を露呈し
「コレースヌィ・グロブ(燃える車輪付き棺桶)」という
不名誉なあだ名がつけられてしまいます・・・(;^_^A
チェチェン紛争においては装甲を厚くするなどしますが・・・
市街戦の際に外部に取り付けられた増槽、ハッチ、機関室、砲塔などを
携帯対戦車ミサイルで狙撃され・・・多大な損害を出しています(;^_^A
それらが大きな課題となった事もありBTR-70装甲兵員輸送車の生産は
1980年代初め頃に打ち切られより根本的な改善が図られた
BTR-80装甲兵員輸送車シリーズにバトンタッチする事になりますが
現在も・・・・ロシア陸軍で運用が続いています。
では・・・キットについて進めていきましょう
パーツ数はあまり多くなく部品の合いも特に問題はありません
組み立て後もハッチの開閉が出来る仕様になっています。
ただ・・・経年劣化によるものか・・・保管状況なのか・・・
細いパーツが壊れている物が多く修正しながらの作業になるます(;^_^A
また・・・おまけでもらったキットなのでタイヤパーツが欠していたので
PANZER ARTの別売りパーツを使用する事にしました。
パーツは初期型の旧ソ連軍用をチョイス
機銃はピンバイスで銃口を開口しています。
無難に・・・上部構造物が終わり・・・
下廻りに移ります・・・
前4輪が可動する構造ですので接着にはちょっと注意ですねっ
こちらが別売りパーツのタイヤ・・・中々良い出来です
早速つけて見ると・・・
イイ感じになりました(^^♪
各部分の組み上げが終わったので塗装作業へ・・・
プラウダ高校のボディーカラーは、ロシア陸軍の物よりも緑が強いので
濃緑色にディープグリーンを加えて調色しています。
劇中では校章マークの確認は出来ませんが少しさびしいので
モデルカステンのIS-2用のデカールを側面に貼り・・・
これまでガールズ&パンツァー(ガルパン)仕様の場合
汚しも少な目にしておりましたが・・・
BTR70は戦場のイメージが強いので何時もより多めにウェザリングをして
DRAGON(ドラゴンモデルズ)のBTR-70が完成です(^^♪
部品数が少ない事もあり案外かっちり仕上がりで
ハッチが可動し車輪が左右に舵取りできるのも楽しいキットでした♪
現用の旧ソ連の車両は・・・あまり人気がありませんが
西欧諸国の車両とは一味違った味わいがあるので・・・
ガールズ&パンツァー(ガルパン)仕様にする事でお遊び感覚で
気軽に作れますので皆様も挑戦してみては如何でしょう♪
ちなみに・・・
以前作った同スケールのT-64とT-34と並べてみましたが・・・
BTR70はかなり長い車両なので計10名を定員も頷けますね。
特にプラウダ高校の生徒は小柄なキャラが多いので
若干の定員オーバーも納得です(^^♪
と言う事で・・・何時もの如く・・・最後は・・・
プラウダ高校のカチューシャ隊長とノンナ副隊長のご登場いただき
おしまいにしたいと思います・・・ではでは~(^^♪