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2010年05月27日

VW、イタルデザインを買収か

VW、イタルデザインを買収か 最近何気なくニュースを見ていたら、目に付いたのがタイトルの記事です。

ご存知の方も多いと思いますが、イタルデザインとはピニンファリーナと並ぶイタリアカーデザインの巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロ氏が率いる会社です。

氏はフィアットのデザイン部門やベルトーネ、カロッツェリアギアに在籍して1960年代初めから頭角を現し、1968年3人でイタルデザインを起業しました。
その後、アルファスッド、初代ゴルフ、シロッコ、パサートをはじめ、マセラティボーラ、BMWM1、フィアットウーノ、バックトゥザフューチャーでおなじみのデロリアンDMC-12、近年ではアルファロメオブレラ等をデザインしています。

日本車では、古くはキャリィL40、フロンテクーペLC10W、マーチK10、アリストS140、アルシオーネSVX、近年ではムーブL900(カジュアルのみ)、ハイゼットカーゴ、ワゴンS200(カスタムを除く)、スズキSX4がそうですね。

このように日本でもその製品をよく見かけますが、その会社をフォルクスワーゲンが買収するという話が持ち上がりました。

この10年ほど、フォルクスワーゲン・アウディグループは、シュコダ、セアト、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニを傘下にして、昨年はスズキとも提携したのは記憶に新しいですが、その矛先がイタルデザインにも向いたようです。イタルデザインも各メーカーが自社デザインが多くなり仕事が減少しているという問題もあるようですが

かつて、ビートルの後継車が育たなくて苦しんでいたフォルクスワーゲンの救世主となったのが初代ゴルフですが、それをデザインしたのが氏であり当時の縁が再度巡って来たと言えなくもありません。

ただ、いままでは特定のメーカーに偏ることなく歩んできたイタルデザインが、フォルクスワーゲンの資本を受け入れると他メーカーは当然依頼しにくくなることは明らかで、やがてはフォルクスワーゲンのデザインの一部門になってしまうかもしれません。

輝かしい実績があるイタルデザインが冷遇されることはないでしょうが、以前フォードに買収されて数年後デザイン機関としての地位を失い、フォード車の上級グレード名にその名を残すのみになったカロッツェリアギアの例もあるので、ちょっと気になるお話です。

なにしろ、私は117クーペ以来のジウジアーロデザインのファンだからです。巡り合わせが悪くて所有した事がないのが残念ですが。

写真は、ジウジアーロデザインの中でも最高のお気に入り、ピアッツァXE(1981年)です。
バンダイ1/20プラモデルですが、同じくジウジアーロデザインのスカッキエーラというアルミホイールもオマケで付いています。
当時イージーライダースという会社から発売されていましたが、碁盤の目のようなデザインは西洋将棋板をイメージしたもので、氏のサインも入っていました。
FR用(ディスク面が滑らかな弧を描く)、FWD用(ディスク面がオフセットしてフラット)の2種類がありますが、キットのはFWD用(ピアッツァはFR)なのが残念です。
しかしこのように洗練されたデザインのアルミホイールは当時少なく、モデル化されただけでも感激しました。

仮に買収されたとしてもジウジアーロデザインの素晴らしさはより長く続いてほしいと願う、m-dawgなのでした。
ブログ一覧 | 自動車見聞録 | クルマ
Posted at 2010/05/27 01:19:00

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この記事へのコメント

2010年5月27日 7:11
おはよ~デス。

親しいツレがピアッツァに乗ってるんで運転する機会が多いんですが、あのコクピット周りは絶品ですねぇ
コアファイターに乗ってるみたい

未だにスイッチ類 全て把握出来てませんが(笑

117のAピラーは憧れでしたよ

VWに入ってもカッコイイデザイン期待してます。



コメントへの返答
2010年5月28日 0:07
dadadadadaさんコメントありがとうございます。

ピアッツァのあれはサテライトスイッチといって、普通ならインパネ中央に置かれるヒーター関連のスイッチまで、左側に置かれています。当時の流行で、同時期の3代目コスモも似たようなクラスタースイッチを採用していました。

117クーペはピラーカバーが全てステンレス製という贅沢さでした。

今ならプラスチックにメッキをして終わりです。もうこんな素材の使い方は、量産車ではありえないでしょう。
2010年5月27日 10:38
おはです♪

アルシオーネSVX…
ってのしか知りません…(;^_^A
コメントへの返答
2010年5月28日 0:20
D.α.i ☆さんコメントありがとうございます。

アルシオーネSVXは、ポルシェ以外に唯一のフラット6を積んだ量産車ですね。
ピアッツァとは、フル4シーターに近い凝ったデザインのクーペというコンセプトは共通しています。

同時期にピアッツァは世代交代しましたが、2代目は初代とは雲泥の差の不細工なデザインでがっかりしました。

当時いすゞとスバルは提携関係にあって、スバルビッグホーン、いすゞジェミネットⅡ(レオーネバン)と相互OEMが行われていました。

アルシオーネSVXこそ同じデザイナーだし、ピアッツァを名乗るにふさわしいと思ったものです。なぜOEMで販売しなかったのでしょうか。

2010年5月27日 13:19

むずかしくてわからないです

自分はシーマ生産終了のニュースの方が気になりました

コメントへの返答
2010年5月28日 0:33
るどらさんコメントありがとうございます。

シーマ/プレジデント生産終了は確かに気になりますね。

現行シーマはマイナーチェンジらしい変更もなくかなり前から放置されていたので、こうなるとは思っていました。

シーマはバブルの産物なので止むを得ないかもしれませんが、プレジデントは1965年以来の伝統ある日本の高級車ブランドです。これを廃止すると、このクラスの国産車はセンチュリーのみとなってしまいます。

一般庶民には関係ない話ですが、トヨタの独走を許すのはあまり良いことではありません。日産には踏ん張ってほしかったです。
2010年5月27日 17:19
お~、本来のm-dawgさんらしいネタだ(爆)

ピアッツァね~、モーターショウに最初に出てきたときは凄くカッコイイって思ったけど、

量産車は若干「あれっ?」って感じでしたね。

今の技術なら忠実に再現できるんだろうなぁ…。
コメントへの返答
2010年5月28日 0:45
元催促さんコメントありがとうございます。

社長、お忙しい中お運び頂きすみません。

プロトタイプのアッソ・デ・フィオーリ(スペードエース)とピアッツァの違いは、ボディサイズとリヤゲートの傾斜角、ドアアウターハンドル形状、全体的にボディが薄い等が挙げられます。

それでも当時としては、プロトタイプの量産再現度は高い方でしたが。

アッソ・デ・フィオーリは何と現存していて、少し前にいすゞでレストアが行なわれピアッツァオーナーズクラブのイベントに展示されたそうです。

出来れば実物を見たいですね。
2010年5月27日 21:22
 勉強になりなした!(*^_^*)
コメントへの返答
2010年5月28日 0:53
masunaomiさんコメントありがとうございます。

もちろんRGステップワゴンもそうですが、総合的にクルマの事を書きたくてみんカラを始めたのですよ。

ひたすらカーマニアと謳っている以上は、こういうネタで語れるところも示さなければなりませんね。
2010年5月28日 0:49
(=~ェ~=) ノ~☆コンバンワ♪

ピアッツァ・・・懐かしいですね~
いすゞ自動車って、ほぼデザインは車外なんですね。。
あまり誰がデザインしたのか?とか余り拘っていませんでした。(^▽^;) 

ホンダ車も著名な方がデザインしているのでしょうか?(^▽^;)

コメントへの返答
2010年5月28日 1:16
コタツ猫さんコメントありがとうございます。

いすゞ乗用車は、
ヒルマン→イギリス車のノックダウン後国産化
べレル→自社デザイン
べレット→自社デザイン
フローリアン→フィリッポザビーネ(カロッツェリアギアのデザイナー)
117クーペ→ジウジアーロ(カロッツェリアギア在籍時)
初代ジェミニ→オペルカデットのほぼOEM(マイナーチェンジは自社デザイン)
初代ピアッツァ→ジウジアーロ
アスカ→オペルアスコナの半OEM(アウターパネルの大半は自社デザイン)
2代目ジェミニ→ジウジアーロ
3代目ジェミニ/PAネロ→自社デザイン
2代目ピアッツァ→自社デザイン
だったと思います。
こうみると外注デザインが多いですね。

ホンダは公式にはシティカブリオレの幌のデザインと、1984年のコンセプトカーHP-Xをピニンファリーナが手掛けたのみです。

量産車は自社デザインのはずですが、水面下ではわかりません。
この辺りは真似を嫌い独創性を重んじる本田宗一郎の精神が息づいているのかもしれないですね。

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