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2021年09月05日 イイね!

ワゴンRスマイル

ワゴンRスマイルワゴンRスマイル、スズキが先月末に発売した軽ハイトワゴンです。

今回の座っただけの試乗記はワゴンRスマイルと行きましょう。

ワゴンRスマイルはワゴンRの派生モデルという位置付けですが、


大きな違いは両側リヤスライドドアを持つことです。

リヤスライドドアならば、スズキには市販車として既にスペーシアがあります。

最近のスズキのFWDベースの軽自動車は、アルトからスペーシアまで全てホイールベースが2,460mmと同じです。またサスペンションもフロントがマクファーソンストラット/コイル、リヤがトーションビーム/コイル(4WDはアイソレーテッドトレーリングリンク/コイル)となっているので、車種ごとに形状が多少異なるがほぼ同じフロアパン上に異なるボディが構築されていると言えましょう。

それでも全高は、
ワゴンR 1,650mm
ハスラー 1,680mm
ワゴンRスマイル 1,695mm
スペーシア 1,800mm
となっていて、ワゴンRスマイルはワゴンRとスペーシアの中間よりはワゴンRに近い高さに設定されているので、スペーシアではなくワゴンRの派生車だよという理由付けに説得力を持たせている事になります。

エクステリアはスペーシアにも似た角ばったボディに楕円のヘッドランプを配したものですが、上級グレードのLEDヘッドランプだとポジションランプを点灯した状態では、縄文時代の遮光器土偶の目にそっくり。イメージボディカラーがピンクに近いオレンジであることから、女性ユーザーを狙っているのは間違いないところです。

ワンアクションパワースライドドアや、予約ロック機能もあり、こうした面ではN-BOXは置いて行かれた感じがします。


インテリアは、フロントベンチシートにインパネシフトという、一般的なスタイル。インストルメントパネルはブラック基調なのに、ステアリングホイールやシフトレバーはアイボリーの組み合わせ。手垢で汚れがちなステアリングホイールとシフトノブは明るい色調でない方がいいと思うのですが。

フロントシートに座ってみた感じはN-BOXの様に頭上空間が有り余る事は無く、適度なレベル。リヤシートもスライド可能で適当な位置に座れるので不満はありません。


収納スペースは程よく設置されていて、取り外し可の助手席シートアンダーボックスや助手席シートクッション前倒しで助手席シートバックをフラットに可能な機能は、初代ワゴンRから受け継がれた美点です。

但しリヤゲート下端が高いのは、センタータンクレイアウトのホンダ車にはかなわない点です。またラゲッジアンダーボックスが白い発泡スチロールの成型品というのは安っぽく見えて損です。常時見る場所ではないにしても、せめて黒い発泡スチロールにしてほしいところ。


最新のクルマなので、セーフティディバイスも付いています。しかしアダプディブクルーズコントロールや、標識認識機能はメーカーオプション。この辺りは全車標準装備のホンダとは考え方が違うようです。


グレードは3種類で全て2WD/4WD設定あり。XとSはマイルドハイブリッドになります。が、他のスズキ軽自動車では選択可能なターボ車はありません。


ボディカラーは2トーンカラーを含めて12色設定。ボディカラーによって、インパネカラーパネルとホイールキャップのカラーの組み合わせが変わります。


ところで、

ワゴンRスマイルは、ムーブキャンバスの後追い商品に見えてしまいます。

スズキのセールスは
「うちにハイブリッドがありますが、ダイハツさんにはまだありません。燃費も走りもうちの方がいいですよ」
「確かにターボという声もありますが、ハイブリッドでその不足は多少は補えるかと思います」
と強調していました。

国内で熾烈な販売競争をするスズキとダイハツですが、これまではアルト対ミラ、ワゴンR対ムーヴのようにスズキが先行でダイハツが後出しが多かったですが、今回は逆です。

まあ、ワゴンRスマイルは女性ユーザーがメインターゲットのようなので、ターボは止めたのかも知れませんが、ムーヴキャンバスに差をつけるためにもターボの設定をした方がよかったのではないでしょうか。ダイハツ嫌いな私も、カラーリングでもイメージ的にも現状ではムーヴキャンバスが一歩有利かなと思います。

初代ワゴンRは、作ったスズキとしてもとても売れるとは思わなかった節がありますが爆発的に売れて、異端児だったのが10年もしない内に軽自動車のスタンダードになってしまいました。私も初代を見てほしくなり買って満足した一人です。

その後ハイトワゴンが主流になり、ワゴンRはじり貧に。今後のことは分かりませんが、もしワゴンRスマイルが売れればワゴンRは更に売れなくなる可能性が大です。そうなってもワゴンRの名跡を継ぐクルマが生き残れば、スズキとしてはそれでよいのですかね。

スズキが1979年の初代アルト、1993年の初代ワゴンRで行った軽自動車の革新を、次に見れるのは電気自動車でしょうか。今はその可能性に期待しましょう。
Posted at 2021/09/05 23:19:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | ニューカー | クルマ

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