
ホンダN-WGN、昨日2代目が発売されました。
今回は、7月から1ヶ月近く延期されてようやく店頭に並んだN-WGNと行きましょう。
N-BOXのフロアパネルとエンジンを利用して、スイングドアのセミハイトワゴンとしたのがN-WGNです。初代とはボディサイズは、全高が20mm高くなっただけでホイールベース等も同じ、ノーマルとカスタム、N/Aとターボ各2種類のグレード展開も同じ。リヤデザインはほぼ踏襲、しかしフロントデザインは大きく変更。

N-WGNノーマルは、往年のライフ・ステップバンを思わせるような丸形リフレクターのヘッドライト。N/Aはハロゲンヘッドライトで、ターボ(N/AのLでメーカーオプション)はイカリング付きのLEDヘッドライト。2nd N-BOXノーマルは全車イカリング付きのLEDなのに、ヘッドライトの差別化をしています。

N-WGNカスタムは、2nd N-BOXカスタムよりも無表情な6連LEDヘッドライトデザイン。それでもシーケンシャルウインカーと導光式LEDラインスモールイルミネーションは装備されています。フォグランプは2nd N-BOXカスタムと同じ部品です。ちなみにボンネットとフロントフェンダーは全車同一部品なので、確証はありませんがフェイスチェンジは可能と思われます。
N-BOXが2年前に2代目に変わった際に盛り込まれた技術やアイテムは当然盛り込まれていますが、

ステアリングコラムにホンダ軽自動車では初めてテレスコピック機能が付き、上下だけではなく前後にも調整可能になりました。N-BOXでもシートスライドを合わせるとステアリングホイールが少し遠めに感じるので、これはいい事です。

N-BOX/には装備されている電子制御パーキングブレーキが、N-WGNにも装備されて、更にオートブレーキホールド機能が追加されました。これは停車中ブレーキペダルから足を離しても停車状態を保ちアクセルを踏めば解除という機能です。私もそうですが信号待ちの際に、頻繁にシフトレバーをDからNにしてサイドブレーキを使う人には便利な機能です。

トランクルームは、フリード+のように上下2段に仕切り可能なボードが装備されました。リヤシートを倒した際にはボードと面一状態になります。シートスライドと、傘を収容可能なアンダートレーも、初代同様に装備されます。

グレードはN-WGNノーマルがG、L、Lターボです。
ボディカラーは9色ですが、N-VANで設定されたガーデングリーンメタリック(GY33M)以外の新色は、ホライズンシーブルーパール(B629P)のみで、他は初代の継続。インテリアカラーはアイボリーのみ。2トーンカラーは全てタフタホワイト(NH578)との組み合わせです。

N-WGNカスタムもG、L、Lターボです。
ボディカラーは7種類ですが、シャトルで設定されたミッドナイトブルービームメタリック(B610M)以外は初代の継続。インテリアカラーはブラックのみ。2トーンカラーはクリスタルブラックパールと、Nシリーズの2トーンカラー専用のスタリーシルバーメタリック(NH833M)との組み合わせです。
初代もそうでしたがすでに見たことのある色ばかりです。特にカスタムはもっとはっきりした色調を設定すべきではないでしょうか。

アクセサリーカタログで目新しいものは少なく、

女性向けとなるとこれくらい。このリップステックのエンブレムは、

この位置に貼り付けてほしいそうです。

カタログにはこのような「紹介アイテムの詳細」というページが増えました。しかし字が細かすぎて読む人は少ないのでは。以前のように各パーツごとに記載する方がいいと思うのですが。
顔つきは大幅に変わったが、時流に合わせた正常進化にはなっているのでそれなりに売れるでしょう。売れまくっているN-BOXと市場を食い合わないか?という懸念もありますが、4代目タントと同時期に登場したのは、直接対決ではないとしてもN-BOX販売の援護にはなるでしょうね。
あと気になるのは、先に出ていたのにN-WGNにモデルチェンジの先を越された、N-ONEの動向です。初代でモデル廃止という噂が多かったのですが、

先日のベストカーの記事にこのスクープイラストが掲載されました。見たところキープコンセプトのようですね。
私的希望では、次期型が存在するならばN-WGNとの差別化のため、もっとスポーティ、いわゆる「ホットハッチ」をコンセプトにしてほしいです。
N360モチーフは継承し、全高を低く抑えて重心を下げたボディに、S07Bターボエンジンを高回転寄りにチューンして搭載。
販売対策で増やし過ぎたグレードを整理して。
○スポーツベーシックのRS
○ホットハッチのType S
○モータースポーツ(この場合はN-ONEオーナーズカップ)ベースカーのType S ZERO
くらいに絞ります。
もちろんマニュアルミッションのType Rなら素晴らしいのですがコスト高なので、2ペダルのシーケンシャルミッションでもいいのではないでしょうか。(グレード名は初代NSXのオマージュ)
軽ホットハッチならばアルトワークスがあるし、ホンダのスポーツならS660があるだろうという意見はもっともです。
しかしアルトワークスはスタイルが子供っぽく(特にヘッドランプのデザインが嫌い)、インテリアの見た目が所詮はアルトなので所有する気になりません。S660はスポーツカーとしては文句無くいいのですが、積載性に欠けるのがネックです。
リヤシートを倒して自分の履いていたタイヤ4本を積載可能(これはトヨタ86のコンセプト)なハッチバックならば、大抵のことは賄えます。
大人でも楽しめるクオリティーの軽ホットハッチ、私はとてもほしいのですが。
それからこれも記事に出ていました。

N-BOX/もモデル廃止が噂されて来ましたが、これも次期型があるというのです。
しかも、外装はSUVテイストになるという驚くような情報です。
以前から私は、ホンダはジムニーやハスラーに対抗する軽クロスオーバー車を出すべきだと度々書いてきました。少し前に出たスペーシアギアは、ほんの少しアウトドアチックな装いに改めただけでまあまあの売れ行きになっています。N-BOXを素材に同じコンセプトというのも考えられます。その場合腰高感を押さえるために、チョップドトップにしたN-BOX/をベースにした方が新鮮に見える可能性は高いです。
でも今の時点では画像に違和感がありありですが、人の感覚など意外と当てにならないもので、実車化されるとこれいいじゃん、と感じるかもしれません。
話が脱線しましたが、N-BOXオーナーとしては同じエンジンのNシリーズが人気を呼んで売れるのは嬉しいので、更なる展開に期待したいですね。
Posted at 2019/08/10 21:20:56 | |
トラックバック(0) |
ニューカー | クルマ